HTCのコンテンツ代表者であるJoel Bretonが語ったところによると、HTCには同社のヘッドセットVive向けに幅広いカテゴリのコンテツを用意するだけの下地があるという。その一例としては、バーチャル読書が挙げられる。
Viveは今週、興味深いアプリケーション『Vivepaper』を発表した。これは中国の出版社であるCondé Nastと共同開発したものである。『Vivepaper』は単にVive上でバーチャルな本をページをめくることができる以上のものである。このソフトウェアは、ヘッドセットの前面に搭載されたカメラで特許出願中の冊子に印刷されたQRコードを読み取り、解釈するものだ。すると、仮想世界が広がる。ユーザはGQやVogueといったCondé Nast’sの出版物をタッチとジェスチャーによって操作することができる。
しかし、このアプリはVRに雑誌を持ち込むだけのものではない。旅行の記事を読んでいるときには、取り上げられている場所の360度映像・画像に取り囲まれる。ある製品の記事を読んでいるときには3Dレンダリングされたその製品が表示され、スワイプによって回転させることができる。写真をタップすれば、映像が表示される。
面白いことに、このアプリのプレスリリースでは「Augumented Virtual Reality」という表現がなされている。この用語は、Oculusの科学主任であるMichael Abrashが今月初めに開催されたOculus Connect 3において使ったものである。Abrashは、「現実をVRによって拡張する」と説明した。
中国では10月最終週の初めにローンチされるので、洗練されることが期待できる。Viveの中国における代表者であるAlvin W. GraylinがUploadVRに語ったところでは、同社と西洋の出版社が中国ではこのアプリがとても便利だと対話しているという。Viveでテキストを読むには「ジャギ」の問題が懸念されるが、このアプリのテキストを強調する特徴が解決策となるだろうか。
Graylinは「『Vivepaper』で、過去に存在した何百万もの本、雑誌、新聞、定期刊行物を仮想世界で読むことができるようになります。我々はCondé Nastがローンチパートナーであり、同社の素晴らしいコンテンツをまもなく全世界のVRユーザに届けられることを非常に喜ばしく思っています」と述べた。
また、HTCは現在プライベートベータ版であるSDKでこのプラットフォームをオープンにしようとしている。テスト段階のアプリケーションは、公式サイトから入手できる。そのアプリケーションには、Unityプラグインと同社が「プログラミング経験は必要がない」とする専用エディタが含まれている。
Viveのみが『Vivepaper』を利用できるヘッドセットではない。アプリケーションはCardboardといったAndroidベースのモバイルVR機器向けストアであるVivePort Mでも提供される予定となっている。iOS向けにもいずれ提供される予定だ。モバイルバージョンもジェスチャーと触覚フィードバックをサポートするという。
参照元サイト名:uploadvr
URL:http://uploadvr.com/vivepaper-htcs-immersive-reading-app-mixes-ar-vr/
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