2016年5月17日、フランスのパリに拠点をもつSketchfab社は、自社のブログにおいてVRコンテンツを開発するために必要なVRオブジェクトを共有するクリエイター向けのサービス「Sketchfab」を発表した。
VRヘッドセットが一斉にリリースされる2016年、VRヘッドセットを装着してVRオブジェクトを造形するアプリであるTilt BrushやSculpterVRがリリースされたのは記憶に新しいところである。
これらのアプリを使って誰でも簡単にVRオブジェクトを作れるようになったが、作ったオブジェクトを共有する手段は整備されていなかった。
そこでVRオブジェクト共有の手段を提供するプラットフォームとして登場するのがSketchfabである。
Sketchfabは手軽にVRオブジェクトをアップロード・ダウンロードすることが可能となる。
Sketchfabに並んでいるVRオブジェクトは、OculusRift、Gear VR、Google Cardboard、VIVEに対応しているうえに、WebVRが実装されているブラウザからも閲覧することができる。
VRコンテンツを視聴するサービスはすでにGoogleやFacebookが始めているが、これらのサービスはどちらかと言えばユーザ向けのもの。
Sketchfabは、VRコンテンツ開発に必要なVRオブジェクトを手軽に共有できる開発者やクリエイター向けのサービスなので、言わばクリエイター向けの「VRのYouTube」を目指しているのだ。
sketchfab
https://sketchfab.com/
sketchfab公式ブログ
https://blog.sketchfab.com/announcing-sketchfab-vr-apps-webvr-support/
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