週末恒例!
VRニュースイッキ見【後編】!
昨日の前編に引き続き、今週(12月2日〜12月8日) 注目を集めた10記事のうち、後半5記事を一気に紹介します!
VRニュースイッキ見【前編】はこちら→https://vrinside.jp/news/post-213850/
①国際VR技術会議でVTuberねむらがプレゼン!メタバースハラスメントの実態
12月1日に、オランダ・ロッテルダムで開催された国際VR技術会議「VRDAYS EUROPE 2022」で、スイスの人類学者「ミラ」と日本のVTuber「バーチャル美少女ねむ」によるプレゼンが行われました。
「Reality in Metaverse Harassment(メタバースハラスメントの実態)」と題されたこのプレゼンは、
・ユーザーはどのようなハラスメントを経験し、どのように行われているのか?
・ユーザーの性別やセクシュアリティは、安全性に影響を与えるか?
・ユーザーは迷惑行為にどのように対処し、どの程度影響を及ぼしているのか?
といったことを、全世界のソーシャルVRユーザーを対象に行った大規模調査への回答約900件を分析してまとめたものです。
メタバースの実際の生活風景を見せながら説明したことに注目が集まっており、オランダ現地からも複数質問が寄せられるなど、白熱したセッションになったとのことです。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-213712/
②新作VRタクティカルシューター「X8」βテスト開催!参加者募集は12/10まで
Thirdverse USスタジオ開発の新作マルチプレイVRタクティカルシューター「X8(エックスエイト)」において、クローズドβテストが12月後半ごろに開始予定であることが明らかになりました。
時空を超えて集結したヒーローたちによる5vs5のバトルがVRならではの没入感で楽しめる同作は、
・Meta Quest 2
・PCVR
・PSVR2
に対応しています。
クローズドβテストの参加者募集は、12月10日まで受け付けられており、参加した上でフィードバックを送付したプレイヤーには、製品コードがプレゼントされたりゲーム内にクレジットに名前が掲載されるとのことです。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-213740/
③「TherapeiaVR」正式リリース!VRで痛い治療をエンターテイメントへ
”痛い”あるいは”怖い”治療を『エンターテイメント』に変えるVRシステム「XR Therapy」が、「TherapeiaVR(セラピアVR)」へ名称変更され、2022年12月より正式リリースされました。
xCura社が開発してきた同システムは
・呼吸の長さやタイミングをガイドする
・自律訓練法をナレーションする
・漸進的筋弛緩法をナレーションする
といった『より効果的にリラクゼーションを促すことができる』コンテンツを通じて、落ち着いて楽しく治療を受けることができるものです。
すでに歯科医や医療脱毛などの現場で導入されており、今後もVRによるペインコントロールの研究を進めて、さらに発展させていきたいとしています。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-213778/
④XRで音と空間を同時に体験する「可搬型音場シミュレータ」開発!竹中工務店
竹中工務店は、
・”設計段階”から”完成後のホールの響き”を疑似体験する「STRADIA」
・設計段階から完成後の建物の内部空間を疑似体験できるVR映像
の2つを同期させ、完成後の建物と室内における音の聞こえ方をVR空間に再現する「可搬型音場シミュレータ」を開発したことを発表しました。
今回開発された「可搬型音場シミュレータ」は、”ヘッドホン”と”ディスプレイ”と”ノートパソコン”のみという簡易な構成で持ち運び可能が特徴で、
「高臨場感可聴化
「動的可聴化システム」
という2つの機能により”劇場”や”ホール”といった『高品位な音環境』の仕上がりを確認できます。
今後、「可搬型音場シミュレータ」を活用することで、劇場やホールをはじめとする様々な建物の設計段階において、よりイメージに沿った音の環境を構築することを目指すとのことです。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-213753/
⑤VR空間と現実空間が融合するワークプレイスの実現へ、MRアプリを開発
仮想空間と現実空間が融合するワークプレイス「Cyber-Physical Workplace」の実現を目指す日建設計社とホロラボ社は、プロトタイプとなるMRアプリを開発しました。
このMRアプリは新たなワークプレイス実現に向けた第1段階として、
・在宅ワーカーとリアルオフィスの融合
・ワークプレイスでの偶発的な出会い創出
・MR技術により会話以外のコミュニケーションの強化
・在宅ワーカーの孤独感の軽減や偶発的なコミュニケーションの誘発
といったことが実現されています。
今後も高度なコミュニケーションと労働生産性向上を目指すべく「Cyber-Physical Workplace」の開発を進めていくとのことです。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-213735/
まとめ
今週後半はVRやMRを活用したソリューションが多く登場しました。
これまではどちらかというとベンチャー企業や中小企業がXRの開発や活用に取り組んでいる印象が強くありましたが、近年は大企業による活用・開発の事例がかなり増えてきています。
XR関連の供給力が高まるにつれて国内のXR普及も加速していくはずなので、今後も積極的に取り組んで欲しいですね。
来週はどんなVRニュースがあるのでしょうか?
お楽しみに!
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