株式会社CURIOUS WORLDは、海外現地と同社の独自ネットワークにより展開しているオンライン英会話事業である「メタバース留学」を、浦和学院高等学校の生徒を対象にオンライン・VR英語学習の体験授業として提供した事を発表しました。
「メタバース留学」の体験授業とは?
体験授業を実施した背景
”海外留学”や”海外研修”といった、現地に赴き語学を習得するという学習スタイルは、昨今のコロナ禍において断念を余儀なくされている生徒が多くいるという状況が続いています。
CURIOUS WORLD社ではこのような時代背景にあっても、『楽しみながら英語学習を継続する』ことができるよう、様々な学習方法を取り入れてきました。
そのひとつが、仮想現実空間に入り込んで実践的な英会話を体験するという、VRを使用した学習「メタバース留学」です。
「メタバース留学」はオンラインやVRで実現する新しい学びの機会として注目されており、一方で埼玉県にある浦和学院高校では国際化意識が高まり続けていることを受けて”海外留学プログラム”を取り入れていて、2022年は国際類型グローバルコースの2年生がオーストラリアへ留学へ行くことが決定しています。
そこで、留学対象の12名の生徒がより充実した留学生活を過ごすことができるように、CURIOUS WORLD社の「メタバース留学」を事前学習として実施することとなりました。
体験授業の実施レポート
「メタバース留学」をスムーズに体験するために、CURIOUS WORLD社では”テキスト”を用いたオンラインレッスンを事前に実施したり、場合によってはVR空間上でも”テキスト”を使用して学習するという工夫をしています。
台本を読み込みながら、発音矯正やシチュエーションごとの表現などを『事前にインプット学習を行う』ことが、話すことへの”抵抗”や”恥じらい”を軽減し、それ以降のコミュニケーションをよりスムーズで効果的なものにするためのポイントとなっています。
シチュエーションの例
ハンバーガーショップ
実際に海外への留学経験がある人の多くが
『ファーストフードショップで自分の欲しいものが注文できなかった』
という経験をしているといわれています。
これは
・店舗に行くとハンバーガーだけでも数種類がある
・さらにはトッピングなども多くある
という状況に驚いてしまうことが一因として考えられます。
そこで今回の体験授業では『現地にいるフィリピン人講師がスタッフ役』、『体験学習中の生徒がお客様役』となり、ファーストフード店を模したVR空間内でロールプレイング形式で注文する学習が実施されていました。
そのほかにも、『スーパーでの買い物』や『ホームステイ先での会話』、『空港でのチェックイン』といったシチュエーションについて、講師が案内役を務め、生徒同士でロールプレイングが繰り返されています。
体験授業の効果と今後の展開
VR空間に商品が並んでいる棚やレジ、空港職員の映像などが映し出されたことで、視覚的情報がリアルに刺激され、学習最中の『ボディランゲージ』も活発になる様子が見受けられました。
事前準備をした上で、渡航までの準備や実際に現地の生活で想定される様々なシチュエーションのVR空間に入り込み”実際の生活で使う英語”を学ぶことは、従来の英語学習でありがちな”活字として読む英語”では感じることが難しい『留学をより現実的な出来事と捉えること』につながり、この後、リアルで体験する海外生活をさらに魅力的で楽しいものにする効果が期待される結果になっています。
また今回の体験授業では、聴覚や視覚が刺激されることで”より能動的な”英会話学習が可能となることが明らかとなっており、感覚がアクティブラーニング効果(自らの意志で進んで学習すること)を高めるためのポイントとなっていることを受け、CURIOUS WORLD社では、さまざまな目的に合わせて、多くの人が英語学習に気軽に、そして効果的に取り組めるよう様々な挑戦と取り組みを続けたいとしています。
まとめ
浦和学院高等学校の留学が決定している12名の生徒に対し、CURIOUS WORLD社が提供する「メタバース留学」が事前準備の体験授業として提供されました。
技術の進歩によりVRやオンラインで海外で生活している感覚を感じつつ練習してからリアルな留学に臨めるということは、実際に留学する生徒にとっても、送りだす親にとっても安心感が感じられるニュースですね。
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