海外メディアVRScoutは、2016年10月10日の記事において、Gear VRにVRコミックがリリースされることを報じた。
同メディアによると、2016年10月6日から9日まで開催されたアメリカ東海岸最大のコミック・カンファレンスNew York Comic Con 2016において、VRコンテンツ制作会社のMadefireはDCコミックらと提携して、VRコミックをGear VR対応コンテンツとしてリリースすることを発表した。
Madefireが手がけるVRコミックとは、2次元のメディアであるコミックに3次元的な体験を付加することを特徴としており、レイヤーを多用することで平面的なコミックの描写に奥行きを感じられるようになっている。
トレーラー動画を見ると、コミック内のキャラクターが動いたり、アクションに合わせて音が鳴ったり、さらにはパノラマ的なコマがあったりとVRヘッドセットでコミックを鑑賞するための工夫が随所にあることが分かる。
現在、Gear VR対応コンテンツとして鑑賞できるVRコミックは、以下のようなものがある。
VRコミックタイトル | 概要 |
---|---|
Revolution | 『トランスフォーマー』を手がけるIDWとHasbroが制作したトランスフォーマーの新シリーズ |
Somnia: Origins | VR制作スタジオのFramestoreのオリジナル新作 |
Injustice: Year One | DCコミックの人気シリーズ |
Planet of the Apes: Memorial | MadefireとTwentieth Century Foxの共同作品 |
MONO: The Old Curiosity Shop | Madefireオリジナル作品 |
以上の作品は「プレビューコンテンツ」という位置づけで、今後10,000タイトル以上のVRコミックをリリースする予定である。
ちなみに先週には、Madefireは650万ドルの資金調達に成功したことを発表しており、出資者のなかにはオスカー俳優兼映画監督のKevin Spaceyがいる。
Madefireが開発したVRコミックのサンプルをダウンロードできるウェブページ
https://www.oculus.com/experiences/gear-vr/1214584621926197/
参照元URL:http://vrscout.com/news/framestore-madefire-launch-vr-comics-platform/
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