高スペック・高FOVの210°可視VRヘッドセット・StarVRがこの度、映画の世界にいるような感覚を味わえる、プレミアムな鑑賞スタイルで人気のIMAXを制作するIMAX社へ配送開始された。
Starbreeze、Acer各社、そしてStarVRのチームが一丸となり作り上げたこのヘッドセット、IMAXでは観客を新しい形で映画の世界へと連れこむべく使用されるそうだ。
Acer社の社長兼CEOを務めるJason Chen氏は、今回の発送開始に際し、
「IMAXのようなエンターテインメント業界で重要な役割を担う企業に我々の製品を届けることができ、我々はVRを次のレベル、そして世界へと持って行けているのだという事実に非常にゾクゾクしている。
これまでにないプレミアムなVR体験を現実にするということは我々のチームだけの目標ではなく、ハードウェアメーカーやビデオゲーム開発者、映画会社、映画制作会社、その他多くの分野を総括するエコシステム全体の目標でもあるのだ。」
と述べている。
Starbreezes社は900万ドルの出資を行ったAcer社とパートナーシップを提携し、StarVRヘッドセットの開発に取り組んだ。
以下の動画では、同社CEOのEmmanuel Marquez氏が、ルームスケール・トラッキングやアイ・トラッキングの可能性など、同ヘッドセットの将来的なプランについて話している。
今回のヘッドセットには、2160×1200のディスプレイを複合した、5120×1440ディスプレイがカスタムメイドのフレネルレンズの前に取り付けられている。
Starbreeze社によると、カスタムメイドの光学は「目の自然な視野をカバーした高画質」を提供するとのこと。
これらの特徴すべてが、StarVRに感動的な210°の視界を与えている。
消費者向けVIVEとRiftは視野がおよそ100°と制限されており、StarVRはより人間の目の自然な視野に近いということが言えるであろう。
こちらの印象的な視野が必ずしもより良い視覚効果を発揮するとは一概には言えないが、E3で体験したStarVRを「目を見張るものあった」と表すユーザーも見られたため、他の製品とは格段に違うものがあるということは想像に難くない。
As for IMAX’s planned use for the headset, the device will play host to a new suite of immersive entertainment developed by them and in conjunction with Starbreeze. John Wick VR will grace the platform as will a collection of new, immersive 360 VR films – presumably filmed on IMAX’s recently announced Google Jump compliant custom camera rig.
IMAXによるヘッドセットの使い道としては、IMAX、Starbreeze各社により開発される新型エンターテインメントとのホストとして活用されることが計画されている。
John Wick VRは、斬新かつ感動的な360°VR映画のコレクションとしてプラットフォームを魅力的なものへと作り上げていくそうだ。
こちらの映画に関しては、IMAXが近頃発表したように、Google Jump対応のカスタム・カメラ・リグで撮影が行われると予想できる。
ただし、消費者向けStarVRの登場に関してはMarquez氏が
「現時点では会場ベースでのエンタープライズ市場に重きを置いている」
と述べているため、過度な期待を寄せることはやや難があるように思われる。
一般向けの市場での流通時期はまだ計画を立てていないとのことなので、今は劇場その他で別世界の旅をお楽しみいただきたく思う。
StarVR公式ページはこちら
参照元: http://www.roadtovr.com/first-starvr-210-degree-fov-headsets-have-shipped-to-imax/
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