Uncorporealという会社が数十枚の写真を使えば誰でもスマホで360 VR シーンが作れる「Holographic Photography Technology(ホログラフィックフォトグラフィテクノロジー)」を公開した。
Static photogrammetry(スタティックフォトグラメトリー)という写真から3D スペースを作るというプロセスはここ最近のVRテクノロジー人気のおかげで急速に進化をとげた。
家を離れることなく視覚だけで違う場所を訪れるというアイデアは教育的観点を抜きにしてもとても魅力的なアイデアだが、 フォトグラメトリー技術には専門的な知識が必要になるだけではなく、時にはその場所の写真を100枚もとる必要があるため、一般のユーザーには手の届きにくいものだった。
Uncorporealの新しいテクノロジーなら、誰でも20-30枚の写真を撮影すれば、(何枚写真を撮るかにもよるが)視覚視差をも再現した深さのある3Dレンダーシーンを作成することができる。
UncorporealのCEOであり共同設立者のSebastian Marino氏は
「今まで写真の中にほんとうに入っているように感じられるような360°写真はなく、私たちのチームもこのテクノロジーにとても期待しています。
そして、今までのフォトグラメトリーと違うのは、この方法では前よりも1桁ほど使うイメージの数を少なくできたので、誰でも簡単にこのプロセスを使えるようになったことです。」
と語った。
Uncorporealは新しいデモをHTC VIve用にSteamで公開した。
URL: http://store.steampowered.com/app/501380/
このデモはフォトグラメトリー制作のプロセスを知ってもらえるように公開されたもので、3Dシーン制作に使用した写真も参考のために見れるようになっている。
Uncorporealのセールスポイントはフォトグラメトリーの敷居を下げて、一般の人が使いやすくしたことにあり、フォトアルバムの代わりに思いで3D写真で残す人も増えるかもしれなく、今後の活躍に注目が集まっている。
参照元サイト名:roadtovr
URL:http://www.roadtovr.com/uncorporeal-claims-they-can-create-3d-vr-scenes-from-your-photos/
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