Microsoft hololensやサードパーティ製品を募っての、Windows Mixed Realityなど、MR(Mixed Reality:複合現実)に尽力している印象を受けるのがMicrosoftです。
そんなMicrosoftが先日11/8に、Mixed Reality パートナープログラム 認定パートナーを新たに3社発表し話題になっています。今日はそのMixed Reality パートナープログラムが何なのかを一緒に紹介していきます。
日本マイクロソフトがパートナープログラムに三社加わったことを発表!
11月8日、日本マイクロソフトは、今年10月に開始した Microsoft Mixed Reality パートナープログラムにおいて、新たに3社が認定パートナーに加わったことを発表しました。
今回新たに加わったのが、株式会社博報堂プロダクツ、株式会社ハニカムラボ、株式会社ホロラボの三社です。
株式会社博報堂プロダクツ
株式会社博報堂プロダクツは株式会社博報堂と共にVR・ARの最先端技術を有する専門ファクトリーhakuhodo-VRARを立ち上げ、臨済宗建仁寺派 大本山建仁寺(京都市東山区)が所蔵する、俵屋宗達 国宝「風神雷神図屏風」を題材とし、デジタル技術を用いて新しい文化財の見方を「体験する」ことをテーマに、同寺院と共同研究を開始しています。
VR、AR、MRといったXR技術技術を用いて、国の文化財の新しい鑑賞のあり方や文化教育、観光の新しいモデルの樹立を目指している会社です。
株式会社ハニカムラボ
株式会社ハニカムラボは、株式会社DMM.comとHoloLensで体験可能なバーチャルフィッティングを開発しました。
Microsoft Tech Summit 2017のHoloLens体験コーナーにブースでも出展された「バーチャルフィッティング」は洋服をオンラインショップで購入する際に出てくるサイズ感の心配や、十店舗に行く手間を省くためにMR技術を用いて、ヴァーチャルの試着体験を楽しむことが出来ます。
試着が煩わしいと感じ、オンラインショップを使っていた消費者にとっても、色々な服を試着しながら選んでほしいと考えているアパレルメーカーにとっても購買意欲を刺激することが出来る双方にメリットのある新しいソリューションです。
株式会社ホロラボ
ホロラボではHoloLensやWindows Mixed Realityに関して、エンターテインメント、設計・製造、建設・建築など広範な産業分野で多数のユーザーに対してのMR技術研究支援と導入を行っています。
中でも稲波脊椎・関節病院と共に開発を進めているMixed RealityにおけるSharingの仕組みを高度に実装し、HoloLensやImmersive HMD装着者が手術対象となる骨の3Dモデルやお互いの閲覧位置を共有しながら、音声によるメモを空間に配置するなどのコラボレーション機能を実現したMR脊椎・関節手術トレーニングシステムが今回パートナーシップの決め手になったそうです。
今後今以上に発展しそうな医療分野でのMRの活用の先駆けになっていきそうですね。
MicrosoftのMixed Reality パートナープログラムって何?
MicrosoftのMixed Reality パートナープログラムはユーザーのためにMR技術を用いたソリューションを導入したいと考えているデジタル広告代理店システムインテグレーター、およびソリューション、プロバイダーにMicrosoftがより便利なツールを与えサポートする事を主な目的とした統合型のプログラムだそうです。
日本国内でパートナープログラムが開始されたのは、2017年10月と最近の事で、これから先、日本国内でも認定パートナーの会社が増えると考えられ期待できます。
今回紹介した三社以外にも開始時に認定された株式会社博報堂、株式会社wise、株式会社ネクストスケープの三社が既にMicrosoft Mixed Reality パートナーとして発表されており今回の発表も合わせると日本で6社がMicrosoft Mixed Reality パートナーに認定されたということになります。
また、日本国外でもパートナープログラムは始まっていて、ヨーロッパでは18社、北アメリカでは18社のパートナー社が確認できます。
認定されたパートナー会社はこちらでご覧になれます
Mixed Realityパートナーシッププログラムは公式サイトから簡単に申し込むことが出来、公式サイトには申し込みの際の最低条件と約束事項が掲載されています。
申し込んだあと30~60日以内に承認または拒否が通知されます。
つまり、パートナープログラムとはMicrosoft hololensやWindows MRを使ったMRコンテンツやソリューションを開発する開発チームやMRを利用したい会社にそのサポートをMicrosoftが行うというプログラムです。
これは、MicrosoftがhololensをはじめMRに対し次世代のコンピューターを担う可能性を感じていると見ることが出来ます。
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