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PlayStation VR、米国とカナダにて価格引き下げ



現在、ハイエンドVRヘッドセットの主要機種が相次いで値下げを行っており、先日はHTC Viveが価格改定を発表、2万円以上値引きした84,110円での提供を開始した。


また現在、Oculusもサマーセール期間としてRift + Touchコントローラーの同梱版を50,000円で提供しており、セール期間は不明ではあるが同デバイスも2万円以上割り引いた価格で購入できる。


そして今回、PlayStation VRの値引きも発表された。残念ながら現時点では米国とカナダでのみの値下げとなるが、価格は従来のまま、PSVR + PlayStation Cameraの同梱バージョンが発売される。


概要



PlayStation Camera同梱版、コントローラーを加えたバージョンも発売


ソニーはPlayStation VRのリリース以来、同デバイスを単体で399ドルでの提供を行ってきたが、複数のPSVR対応タイトルではプレイ時に、本来は別売のPlayStation Cameraを必要とするものも少なくない。


PlayStation Cameraはアマゾンでは43ドルで購入できるが、送料なども考慮すると同梱版を手に入れることで50ドル近く値引きした状態で購入することができる。


そのため、今回のPSVR + Camera同梱版の登場は、未だPSVRを持っていないユーザーにとっては同デバイスを購入する良い機会になりそうだ。


また、これに加えてPSVR対応のモーションコントローラー「Move」を加えたPlayStation VR Worldsバンドル」も発売する予定で、ヘッドセット、コントローラー、カメラの3つを同梱したバージョンを449ドルで発売する予定だ。


米国とカナダでの発売、日本での展開は未定


この「PSVR + Camera」同梱版と、「PlayStation VR Worldsバンドル」の2つは、現在のところ米国とカナダでのみの発売が予定されており、9月から提供が開始されるとのこと。


これら同梱版が日本でも発売されるのか現時点では不明だが、同梱版の発売の目的がホリデーシーズンに合わせて同デバイスの売上の向上を狙ったものだとすれば、世界最大のPlayStation市場である日本でも発売される可能性は十分にある。


本ニュースに関しては続報が期待されるところだが、今年後半にかけてソニーやPlayStation関連の動向には注目できそうだ。


ハイエンド機種の値下げの目的とは


Oculus Rift



冒頭でも少し触れたが、Oculusは現在、同社のヘッドセットであるRiftをサマーセール価格で提供しており、Rift + Touchの同梱版を50,000円で購入できる。


サマーセールは「期間限定」としながらも、先日はセール期間の延長もアナウンスされており、セール期間がいつ終了するのかは定かではない。


しかし、高価格なハイエンドVRヘッドセットを低価格で購入できるチャンスであることに変わりはなく、先日はRiftの値下げによって、SteamでのRiftのシェアが向上したとの報告もされている。


現行機種が値下げされた理由として、新型の発売を控えており在庫整理のため値下げして提供している、と考えることもできるが、Oculusは現在のところ新型デバイスのアナウンスはしておらず、同社は過去に「今後2年間は現行機種の発売を継続する」とも述べている。


Riftを値下げして提供することによって消費者が同デバイスを手に入れやすくなり、その結果シェア拡大を測るのが今回のセールの狙いだったとすれば、同社の目的は叶ったと言えるだろう。


HTC Vive



現行のヘッドセット市場を牽引する機種、HTC Viveも先日値下げを行い8月21日から約2万円値引きして84,110円にて提供を開始した。


同デバイスの値引きの狙いとして、Oculus Riftのサマーセールに対抗したのではないか、という憶測もあるが、少なくともHTCは公式にこの憶測を否定している。


HTCのスポークスマンは「今回のVive値下げは、Oculus Riftの値下げに対するリアクションではない」と語っており、値下げの目的について「Viveと併せて、(じき発売予定の)Viveトラッカーやオーディオストラップも購入できる」と述べている。


今回の値下げ目的は、あくまで同社製のデバイスのシェア拡大を目的にしたものであり、「HTCの現在の目標は、引き続きViveを改善し続け、エコシステムを確固たるものにすること」とのことだ。


また新型ヘッドセットについては「わが社は、当分のあいだ既存のViveを市場に流通させる」とのことで、HTCも当分の間は現行バージョンの販売を続ける予定のようで、今回の値下げはあくまで同社製のデバイスのシェア拡大を目的にしたもののようだ。


Oculus Rift、HTC Viveの値下げに続き、PSVRも値下げに踏み切ったことによって、今後ますます多くのユーザーにとって高性能なVRヘッドセットが手に入れやすい環境が整いつつある。


参照元:VRScout


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