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VRゲームも多数展示されたGamescom 2017
ドイツのケルンで現地時間の8月22日から26日にかけて開催されたゲームの博覧会Gamescom 2017。ヨーロッパで最大規模のゲームエキスポとなるこのイベントには、カプコンやスクウェア・エニックスといった日本のゲーム会社の作品も含めて毎年多くのゲームが展示される。
今年は、VRゲームも多数出展されていたようだ。Wareableでは、Gamescom 2017で展示されたこれから発売される作品やSteamで購入可能な作品など、優れたVRゲームがいくつか紹介されている。
VRの特徴を活かしたゲームたち
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ベセスダは人気タイトルをVR化する
2Dゲームとして人気を博した作品のVRバージョンから完全新作まで、2017年の年末から2018年にかけても多くのVRタイトルが登場を予定している。
Fallout 4 VR
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Viveコントローラーでの操作に対応したFallout 4 VR
その中でも特に期待を集めているタイトルが『Fallout 4 VR』だろう。Wareableでも、筆頭タイトルとして紹介されている。
元となった『Fallout 4』が世界的に大ヒットしたタイトルなので、スムーズにViveコントローラーで遊べる状態ように移植するだけでヒットが約束された作品だ。
これまでに公開された情報は少ないが、それでもHTC Viveの人気タイトルとなることは想像に難くない。
12月12日の発売予定でHTC Viveへの対応のみが発表されており、ホリデーシーズンに値下げされたViveと合わせて購入を考えているユーザも多いのではないだろうか。
ベセスダはFallout 4の他にもスカイリムとDoomのVRバージョンも今年発売を予定している。発売日はそれぞれ11月17日(スカイリム)と12月1日(Doom)だ。
対応デバイスは『Skyrim VR』がPSVR、『Doom VFR』がPSVRとHTC Viveとなっている。2018年にはVive版のSkyrim VRも登場するようだ。
The Talos Principle VR
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一人称視点のパズルゲームThe Talos Principle VR
『The Talos Principle』は、VR版でもおなじみのSerious Samシリーズなどを制作したスタジオCroteamのパズルゲームだ。E3では、そのVRバージョンが発表された。
元になっているThe Talos PrincipleがSteamで13,500件のおすすめを獲得している作品なので、こちらもVR化されれば高く評価されるのではないだろうか。
オリジナル版は通常価格が3,980円と高め(過去には1,000円以下で販売されたこともあるが)なために購入を躊躇したゲーマーもいるかもしれないが、VR版の価格は発表されていない。既に面白さが知られている今ならばVRにおけるパズルゲームのヒット作になりそうだ。
Bullet Sorrow
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バレットタイムが特徴のFPS
上の2作品と異なり、『Bullet Sorrow』はSteamで販売されているタイトルだ。HTC ViveとOculus Riftの両プラットフォームに対応するVRシューターである。今年の4月に発売され、レビューの9割が好評という人気作だ。
1,980円と価格が控えめなこともあってステージ数は多くないが、頻繁に発動可能なバレットタイムと使いながら敵を殲滅していく爽快感のある作品となっている。
タイムクライシスのようなシューティングゲームが好きなら試してみる価値がありそうだ。
Project Cars 2
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VRはレースゲームとも相性抜群だ
先日VRinsideでもスクリーンショットの公開を伝えたレースゲーム『Project Cars 2』も紹介されている。
9月22日に発売予定のPC版は、HTC ViveまたはOculus Riftを使ったVR環境でのプレイにも対応する。ゲーム自体はPS4版もPCより1日早く9月21日に発売予定なのだが、PSVRに対応するという情報はない。
この作品に限らずレーシングシミュレーターの臨場感を高めるツールとして、VRデバイスは有効に働くだろう。OculusとHTCがいずれもVRヘッドセットの価格を引き下げているので、レーシング/ドライビングシミュレータ好きがVRデバイスを購入するにも良いタイミングかもしれない。
Racket: NX
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的にボールを当ててスコアを稼ぐ
ラケットでボールを打ち、的に当てることでスコアを稼ぐ『Racket: NX』。正式リリース前の早期アクセス段階ではあるが、Steamで販売されている。
評価も高い作品だが、HTC ViveのコントローラーまたはOculus Touchを振ることでラケットのスイングとなる。夢中になりすぎて壁や家具にコントローラーをぶつけないように注意が必要だ。
銃や車のハンドルを操作するゲームと比べると運動量が多いので、身体を動かして運動不足解消・ダイエットにも使えるVRゲームとなっている。
Distance
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空を飛んだり、そのまま空中でロールを決めたりもできる
『Distance』も、Racket: NXと同様にSteamで早期アクセスバージョンが販売されている作品だ。こちらはVR専用のゲームではなくVRに対応したPCゲームとなっており、ヘッドセットを使わなくてもプレイすることができる。
元々はVR要素の無いレースゲームとして開発されていたが、VRと相性が良いことにデベロッパーが気付いて機能を追加したという。
2017年VRゲームのポイント
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Gamescom 2017
2017年にも、昨年に続いて多くのVRゲームが発売された。また、ここから年末にかけても多くのVRゲームが発売を予定している。
今年のゲームと昨年のゲームを比べると、開発されるVRゲームの変化が見えてくる。
大型タイトルの増加
まだ解決したとは言えないVR業界が抱える問題として、VRデバイスを所有するユーザが少ないことが挙げられる。Oculus Riftのみ、HTC Viveのみのように一つのVRデバイスだけに限ると、その所有者は数十万人規模でしかない。
初期には特定のVRプラットフォームに独占されたタイトルが多かった。各メーカーからの支援はあったが、潜在的な顧客が少ないのでは開発予算も小さくなってしまう。
最近では複数のVRプラットフォームに対応する作品が増えており、遊びごたえのある長編オリジナルタイトルや人気タイトルのVR対応版などが開発されている。
内容の洗練
PCベースのハイエンドヘッドセットやPSVRでは、ハンドトラッキングに対応したVRゲームが一般的になっている。
しかし、Oculus Riftに対応するハンドトラッキングコントローラーOculus Touchが発売されたのは昨年の12月に入ってからだ。今でこそOculus RiftとTouchのセットが販売されているが、Riftに同梱されるコントローラーはXboxゲームパッドだった。
多くのユーザがハンドトラッキングコントローラーを所有し、デベロッパーもハンドトラッキングコントローラーを使うVRゲームの開発に慣れたことで快適に操作できるゲームが増えている。
また、音響効果やVR酔いといったVRの特性についても意識された作品が増えてきている。デベロッパーのVR慣れによって、コンテンツの質は高くなるだろう。
昨年に比べると全体的にVRゲームのボリュームが増しており、高品質な作品も増えてきた。同時に、一本あたりの価格も上昇傾向にあるようだ。
とにかくコンテンツが足りないという状態は解消されつつあり、同時に作品同士の競争も激しくなっていると言えそうだ。
この傾向が続くならば、2018年にはさらに快適で質の高いVR体験が可能なゲームが出てくるだろう。反面、価格も上がっているので片っ端から試すのは難しい。自分の好みに合う作品をリサーチすることが重要になりそうだ。
参照元サイト名:Wareable
URL:https://www.wareable.com/vr/gamescom-2017-better-in-vr-games-9876
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