カバー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:谷郷元昭)は、みずほキャピタル株式会社(代表取締役社長:齊藤肇)、TLM(ジェネラルパートナー:木暮圭佑)が運営するファンド及び個人投資家を引き受け先とする総額約3,000万円の資金調達を実施し、アニメやゲームを展開する企業が、ファン向けに3Dキャラクターを使ったインタラクティブな番組を生放送できる、AR対応のバーチャル版ライブ配信サービスを近日中に提供開始することを発表した。
1.サービス概要
アニメやゲームを展開する企業が、登場するキャラクターたちとコミュニケーションしたいファン向けに3Dキャラクターを使ったインタラクティブな番組を生放送できる、AR対応のバーチャル版ライブ配信サービスとなっている。
配信者は専用のアプリケーションで3Dキャラクターを操作して番組を放送、VRデバイスのHTC Vive等で簡易的にモーションキャプチャを行うため、番組の生放送を手軽に行うことができる。
キャラクターの3D化を行っていない企業向けには、3Dモデル制作の対応も行ってくれるということだ。
2.特徴
(1)配信者向けアプリ(PC対応)
・VRデバイスでキャラクターを自由に操れる
VRデバイスを使って、身体を動かしたり、顔の向きや表情と唇の動き、手や指の動きを操作することができるため、まるでキャラクターが生きているかのように感じさせることができる。
・3Dスタジオで様々な番組の配信ができる
写真表示や音楽再生、3Dペイントなどの機能を活用して、トークや歌、ダンスなど様々な番組の配信を行うことができる。
(2)視聴者向けアプリ(スマートフォン対応、正式サービス開始時に提供)
・スマートフォンで視聴可能、視点を自由自在に変更できる
視聴者向けアプリはスマートフォンアプリを提供、VRデバイスを必要とせずスマートフォンのみで視聴を楽しむことができる。
また、一般的なライブ配信サービスとは違い、3DCG映像として番組が配信されるため、視点を自由自在に変更することができる。
・配信者とのコミュニケーションを楽しめる
コメント機能やギフト機能を使って、配信者とインタラクティブにコミュニケーションすることができる。
・AR視聴、AR動画・写真撮影に対応
iOS11のARKitに対応したAR機能が提供される。
ライブ配信時に、ARモードでキャラクターだけを自分がいる場所に呼び出して、表示することができる。
また、ライブ配信とは別に撮影モードを用意、キャラクターが踊ったり、手を振ってくれる映像を呼び出して、ARでの動画撮影や写真撮影を楽しむことができる。
3.デモURL
・デモURL
https://www.youtube.com/playlist?list=PL1NeGg1woXqmVwvwqt9pGnefXEfVbvDta
4.今後の予定
・8月:α版サービス開始
配信者向けのアプリの提供を開始し、まずはカバー社で制作した番組のYouTubeやニコニコ生放送のカバー社チャンネル内での配信が行なわれる予定。
また、他企業の番組配信にも随時対応していく予定とのことだ。
・9月:正式サービス開始
視聴者向けのアプリの提供を開始し、自由視点での視聴や配信者とのコミュニケーション、AR機能を楽しむことができるようになる予定だということだ。
会社概要
(1)商号:カバー株式会社
(2)所在地:東京都中央区新川一丁目25番2号
(3)代表者:代表取締役社長 谷郷 元昭
(4)設立年月日:2016年6月13日
(5)コーポレートサイトURL: http://cover-corp.com
(以下、コーポレートサイトより引用)
谷郷 元昭氏プロフィール
イマジニア株式会社入社、家庭用ゲームソフトのプロデューサー、携帯公式サイト部門のマネージャーを経て、株式会社アイスタイルに入社し、EC事業を立ち上げ。
株式会社インタースパイア創業にメディア部門の事業責任者として参画。
株式会社サンゼロミニッツを創業し、代表取締役社長に就任、株式会社イードへ売却。
現在、カバー株式会社 代表取締役社長CEO。
AR・VRとは?
カバー社は、「AR・VRの技術と日本発のキャラクターを掛け合わせ、世界中を熱狂させる」として、「AR・VR」とインターネットの技術を掛け合わせ、日本のコンテンツを世界へ広める取り組みを行っている。
AR(Augmented Reality)・VR(Virtual Reality)は空間をディスプレイ化することができる技術だ。
同社は、AR・VRの技術を活用することで、キャラクターがまるで生きているかのように存在感を与え、世界中のファンを熱狂させることができると考えているとしている。
参照元:ニュースリリース
過去の「AR」に関する記事
AppleのARKitを使って開発された、家具の配置が可能なアプリの動画が公開された。このアプリはARアプリを開発しているIKEAによるものではなく、デベロッパーのAsher Vollmerが手掛けたものだ。ARKitを使ったアプリやAR専用デバイスの発表も続いており、AR技術が製品化される時代が近づいていることを報じた記事。
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