Tremor VideoとOmniVirtが360°動画広告ユニットをリリースした。
2Dプロモーションビデオよりビューワーの興味ひきやすく、印象に残りやすい360°動画でこれまでにないブランドキャンペーンができるようになった。
Cardboardを含むメジャーVRヘッドセットに対応しており、さらにヘッドセットがなくてもスマートフォンやデスクトップなどのデバイスでもフルスケールで再生することができる。
360°広告ユニット
動画ソフトウェアプロバイダーのTremor VideoとVR広告プラットフォームOmniVirtが360°動画広告ユニットをリリースした。
この広告ユニットは印象に残りやすい360°動画を使い、ビューワーの興味をひき、よりリッチなブランド体験をシェア、ポジティブな印象を残すことができる新しいアド動画ユニットだ。
他の広告と違い、コンシューマーがコンテンツをコントロールすることもできる。
コンシューマーのVRエンターテインメントへの関心が高まっているなか、360°動画はビューワーにVRに近いバーチャルコンテンツをVRヘッドセットを必要とすることなく提供することができる。
広告者にとっては、VRと360°動画は他のライバル企業を引き離すため、オーディエンスの関心をひくことができる新しい方法だ。
また最近では360°動画を撮影できる価格の低いカメラも普及してきており、360°動画は簡単で比較的安く制作し、配信、見ることができる、広告者にもオーディエンスにも人気のコンテンツだ。
Tremor VideoとOmniVirtの360°動画広告ユニットはコンセプト、デザイン、プロダクション、QAまでブランドのさまざまなアスペクトの精細なマネジメントを提供し、どんな360°アセットも印象強い広告コンテンツに変えることができる。
Tremor Videoの360°動画広告ユニットでは以下のことができる。
- ● プレミアムなインストーム動画広告
- ● 動画の長さは無制限
- ● モバイルとデスクトップの両方でオールスクリーンスケールで再生
- ● モバイルではジャイロスコープとスワイプモードの切り替えができる
- ● VRヘッドセットとCardboardサポート
コメント
Tremor Videoのバイヤープラットフォーム、プレジデント、Lauren Wiener氏 コメント:
「私たちはいつでもデジタルビデオを使ったブランドと広告者の限界を広げるものを探してきました。
もともと、広告者はハイインパクトなカスタム、クリエティブ広告を開発、配信できていました。
360°動画は画期的な広告方法ですが、ほとんどの広告キャンペーンがテクニカルな問題で配信に制限がかかってしまいます。
しかし、この新テクノロジーを改善させ、Tremor Videoの巨大な広告ネットワークにアクセスすれば、より広くブランドキャンペーンができるようになります。
モバイルビデオの成長は早く、世間のVRに対する期待も急速に膨らんでいます。
ブランドや広告者のこの新テクノロジーを使ったキャンペーン方法へのニーズも同時に高まっています。
よりビューワーをひきつけるバーチャルコンテンツとして、360°動画はまさに最適な広告方法になると言えるでしょう。」
スペック
動画には2種類あり、Tremor Videoのオールスクリーンスーパーアドフォーマットでは無制限の長さで動画広告が配信でき、OmniVirtがサポートするフォーマットではショートフォームの360°プリロールが広告として配信できる。
360°動画ファイルタイプ:
- ● Mp4
360°動画画質:
- ● 2160×1080 画素(最適・もっともはっきり見れる)
- ● 1440×720 画素(2番目に最適・2160×1080ほどではないが、違和感はないくらいきれいに見れる)
360°動画アスペクト比:
- ● 2:1 が現在360°動画のスタンダードとなっている。
- ● Note: そのため、幅が高さの2倍に自動的になる。
- ● Note: 動画が2:1ではない場合、360°プレイヤーが2:1アスペクトレシオに合わせて動画を縮める、または広げる。動作に問題はないが、動画のクオリティが劇的に落ちることがある。
360°動画サイズ:
- ● 360°動画は2D動画に比べて、サイズが大きくなることが多い。
通常の5-20mbプリロールよりもかなりサイズが大きくなることがある。 - ● サイズリミット:ソースファイルは500MBが最大、それより小さいサイズが推奨される。
参照元URL: http://blog.tremorvideo.com/tremor-video-debuts-360-degree-video-ad-units, https://www.omnivirt.com/
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