株式会社VRizeは、株式会社ジェイ・スポーツと共同開発したVRアプリ「J SPORTS VR」を利用して5月27日に行われたソーシャル視聴機能追加に関する実証実験の概要について発表した。
まるで一緒に観戦しているかのような体験をVRで!オリンピックまでに「当たり前」を目指す
国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局、ジェイ・スポーツの開局20周年記念事業の一つは「VR」。
VRize社と共同開発したVRアプリ「J SPORTS VR」は4月28日にリリースされている。
本アプリは、モバイル端末とVRゴーグルを合わせて使用をすることで、360度動画のほか、仮想空間内の巨大な画面に映し出される動画を楽しみいただくことができるものとなっている。
実証実験概要
これまで本アプリにおいて数々のVRコンテンツが展開されてきたが、この度、ラグビー強豪国を舞台にした世界最高峰のクラブによる戦いであるスーパーラグビーで参戦2年目の奮闘をつづけるサンウルブズの全面的な協力により、新たなVRコンテンツが制作されることとなり、メディア向けの「J SPORTS×サンウルブズ VR体験会」が2017年5月27日(土)に実施された。
当日は、事前にサンウルブズの東京合宿において収録が行われた360度動画の体験をはじめ、本アプリに新機能として実装予定の「LIVEモード」を利用して、当日の午後2時15分から秩父宮ラグビー場で開催された スーパーラグビー「サンウルブズ 対 チーターズ」のバーチャルシアターLIVE視聴体験が実施された。
更に「LIVEモード」に加え、VRize社が現在開発中の「ソーシャル視聴機能」のβ版の体験も実施されたとのことだ(※ソーシャル視聴機能については現在「J SPORTS VR」に搭載されている機能ではない)。
VR動画アプリへのソーシャル機能の実装は、海外だとFacebook、Youtube、Hulu、FOX SPORTSが提供するVR動画アプリ等まだ少数のみであり、国内では前例のない機能となっている。
また、とあるアンケートによると、VRは閉ざされた世界に入り込む性質から、ソーシャル機能は必要であると回答者の70%以上が答えたというデータもある。
現状、「VRize Video」に搭載されたソーシャル機能は、ハイエンドなVRデバイスである「OculusRift」のみに対応しているが、マルチプラットフォームへの対応が予定されているとのことだ。
「VRize Video」はスポーツだけでなく、音楽ライブや企業のイベント利用等、様々な用途で利用することができるプロダクトを引き続き開発していくとのことだ。
サービス概要
J SPORTS VR
・名称 : J SPORTS VR
・販売価格 : 無償 ※アプリ内課金なし
・提供方法 : Apple Store、Google Play、Oculus Store
※Oculus Storeは、後日リリース予定。
・利用条件 : 13歳以上 ※このアプリを利用するにはVRゴーグルが必要。
・機能 : 360°動画再生、バーチャル空間上(シアターモード)での2D映像再生
・ダウンロードURL
–Apple Store(iPhone):https://itunes.apple.com/jp/app/j-sports-vr/id1225146656?mt=8
–Google Play(Android):https://play.google.com/store/apps/details?id=io.vrize.movie
VRize Video
高機能なVR動画アプリを短納期・低価格で制作できるCMSサービス。
2D、360度動画の両フォーマットに対応し、ライブストリーミングも提供されている。
現状、TV局、VODサービス企業を中心にサービスが提供されているが、イベントでも利用できる簡易プランも提供されている。
会社概要
株式会社ジェイ・スポーツ
J SPORTSはJ:COMなど全国のケーブルテレビ、BS放送(スカパー!)で650万世帯が視聴する国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局。
プロ野球、MLB、イングランド プレミアリーグ、ドイツ ブンデスリーガ、SUPER GT、WRC、ラグビー、WWE、サイクルロードレース、フィギュアスケート、スキーなど生中継の他、情報番組やドキュメンタリーも充実して放送している。
株式会社VRize
VRizeは、「VRize the world」をミッションとして掲げ、VRアプリケーションの開発や収益化を支援するサービスを開発するテクノロジーカンパニーとなっている。
高機能なVR動画アプリを短納期・低価格で制作できるCMSサービス「VRize Video」、VRアプリ内に広告を挿入出来る日本初のVRアドネットワーク「VRize Ad」の2サービスを手掛けている。
KDDI株式会社が運営するスタートアップ支援プログラム「KDDI ∞ Labo」第11期で採択されている。
URL : http://www.vrize.io/
所在地 : 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル3階
代表者名: 代表取締役 正田 英之
事業内容: VRアプリケーション周辺サービスの開発及び販売
参照元:ニュースリリース
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