東京, 2024年2月29日 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、このたび、抗Aβプロトフィブリル*抗体レカネマブ(一般名、製品名「レケンビ®」、米国ブランド名「LEQEMBI®」)をはじめとする当社のアルツハイマー病(AD)ポートフォリオに関する最新研究成果について、口頭発表10演題を含む合計18演題を、3月5日から9日までポルトガル・リスボンおよびバーチャルで開催される「第18回アルツハイマー・パーキンソン病学会(International Conference on Alzheimer's and Parkinson's Diseases and related neurological disorders:AD/PD™2024)において発表することをお知らせします。
レカネマブについては、口頭5演題、ポスター1演題の発表を行います。Aβの脳内蓄積が確認されたADによる軽度認知障害または軽度認知症(総称して早期AD)を対象とした臨床第Ⅲ相Clarity AD試験における、レカネマブ投与によるタウ蓄積の抑制効果、レカネマブの長期有効性の結果に加えて、複数の抗Aβ抗体の各Aβ種への結合特性の違いなどについて発表します。また、エーザイ・シンポジウム「Defining meaningful benefits to patients, caregivers, and healthcare systems in Alzheimer’s disease」を開催します。
エーザイ Clinical Evidence Generation、デピュティ・チーフクリニカルオフィサーであるMichael Irizarry M.D.は、「臨床第Ⅲ相Clarity AD試験において、早期ADに対するレカネマブ投与は、プラセボと比較して臨床症状の悪化を抑制し、タウの蓄積も抑制しました。早期ADの診断と治療が早ければ早いほど、当事者様が受けるベネフィットがより大きくなることが期待されます。当社は、引き続き、レカネマブによる早期治療の重要性とそのエビデンスをサイエンス・コミュニティに共有してまいります」と述べています。
エーザイ・シンポジウム Defining meaningful benefits to patients, caregivers, and healthcare systems in Alzheimer’s disease
当社は、AD分野の著名な専門家であるJeffrey Cummings博士、Robert Perneczky博士、Miia Kivipelto博士によるシンポジウムを行います。Jeffrey Cummings博士は本シンポジウムの座長を務め、AD治療がもたらす臨床的に意味のあるベネフィットとその評価のアプローチ法の進化の概要について講演します。Robert Perneczky博士は、ADの治療法開発において臨床的に意味のあるベネフィットの評価方法について、また、Miia Kivipelto博士は、様々なステークホルダーの視点からこれらの重要なベネフィットを評価する新しい統計的手法について発表します。(3月7日(木)11:10~12:50)
また、当社のチーフクリニカルオフィサーであるLynn Kramer, M.D.が、3月7日に行われる「AβTARGETING THERAPIES IN AD 1」セッションで、「過去の比較データとシミュレーションにより得られたプラセボデータを用いた臨床開発の新規アプローチと将来の可能性」と題したプレナリー講演を行います。
URL https://www.eisai.co.jp/news/2024/news202413.html
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