MACO社は1988年、現地企業のマハジャック社(Mahajak Industry Co., Ltd.)と設立したものです。バンコク郊外のラッカバン(LadKrabang)工業団地に、第1工場と第2工場を構え、家庭用・業務用エアコンの部品製造および組み立てを行っています。
新設する2工場のうち、第3工場では、家庭用・業務用エアコンの樹脂および板金部品の製造を手掛けます。また、電装工場ではエアコンの基幹部品である電装基板などの実装を行います。既存工場の設備拡充を含めた総投資額は約30億円で、着工は2017年度前半の予定です。
今回の増産投資により、MACO社の生産能力の増強と並行して、設備や工法の変更、組み立ての同期化など通じて生産効率を向上。コスト競争力の強化および仕掛かり・製品在庫のミニマム化をはかっていきます。
空調機事業は、国内市場の成熟化と海外市場におけるメーカー企業の増加などを受けて競争が激化する半面、世界的な快適空調ニーズの高まりにより、今後とも伸びが期待できます。三菱重工サーマルシステムズは、MACO社の生産基盤を有効活用することで一層効率的なグローバル事業展開を推進していきます。
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