5Gや無線LANで想定されるネットワーク構成 |
TOKYO, Sep 6, 2016 - (JCN Newswire) - 株式会社富士通研究所(注1)(以下、富士通研究所)は、第5世代(5G)移動体無線通信の基地局やアクセスポイント向けに、10Gbps超の高速通信をWi-Fi並みの低消費電力で実現可能にするサブアレイ間符号化技術を実装した無線装置を試作し、複数の端末に対して同時に電波を送信する実証実験に成功しました。
2020年頃の実用化を目指して開発が進められている5Gの超高速通信を実現するために、ミリ波帯の活用と、多数のアンテナ素子を使って各端末に同時にビーム状の電波を送信する技術が注目されています。従来、デジタル回路とアナログ回路の両方で制御することによって、電力を多く消費する回路の数を減らすことができるハイブリッド方式が開発されていますが、複数の端末に向けた電波が干渉し通信速度が低下する課題がありました。今回、この干渉を低減して通信速度の低下を抑えながら、低消費電力を実現する技術の有効性を実証しました。
本技術により多数のユーザーが密集した場所で同時に通信しても、高速で快適な通信を行うことが可能になります。
本技術の詳細は、9月4日(日曜日)から7日(水曜日)までスペイン バレンシアで開催中の「International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Radio Communications (PIMRC2016)」にて発表します。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2016/09/6.html
注釈
注1 株式会社富士通研究所: 本社 神奈川県川崎市、代表取締役社長 佐々木 繁。
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
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