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成長に不可欠な「夢」と「志」を持て!


人生を通じて成長し続けるためには何が大切か。その1つが「夢」や「志」です。これらが自身の成長を大きく後押しします。では、成長を促す夢・志はどう描くのが望ましいか。どんな内容であるべきか。夢や志を持つことの大切さと、叶えるために必要な手段の導き方について考えます。【週刊SUZUKI #61】

人は夢や志なしに成長しません。「自分は将来、どうなりたいか」「どんな自分でありたいか」といった夢・志が、成長を促します。具体的な目標をイメージすることが成長には不可欠です。

夢・志を持つというのは、登山家が挑む山を決めることと同じです。挑む山を決めずに登山を始めれば、山の中をただ彷徨うだけでしょう。人生も同じです。挑む夢や志を持たなければ、人生を彷徨い、人生を迷走しかねません。

さらに、挑む山を決めなければ計画も立てられず、準備もできません。どんな計画で進めるのか、どんな準備が必要か、どんなリスクに備えるのか…。登山家は当然、頂を目指すときにこれらを考えます。しかし、そもそもどの山に挑むのかを決めなければ計画や準備、リスク対策も立てられません。ハイキングで登る山と世界最高峰のエベレストに挑むのとでは装備や計画が異なって当然で、夢・志もどんな内容かを決めない限り、叶えるための手段も決まりません。具体的な目的があって始めて、達成するために必要な手段を考えられるようになるのです。

成長を後押しする夢・志は、具体的かつ鮮明なビジョンであるべきです。曖昧でぼやけた夢・志では、どう叶えるのかを導き出せません。いくら突き進んでも成果や結果を伴わず、自身の成長にはまったく寄与しません。

もちろん、具体的に描きさえすれば夢・志を叶えられるわけではありません。叶えるには辛く苦しい道が続きます。中には道半ばで歩みを止めてしまう人もいるでしょう。しかし、夢・志を叶えたとき、これまでの道のりを振り返れば大きな達成感や満足感を得られます。この感情が自身の糧となり、さらなる成長を見込めるようになります。登山家も頂に立ったとき、感動とともに困難を乗り越えたという達成感を味わっているはずです。この感情が、登山家として一回りも二回りも大きく成長させる力になるのではと感じます。

みなさんは「夢」や「志」を持っていますか。それは具体的で鮮明ですか。もし漠然としたイメージにとどまるなら、夢・志をもっと練り上げてください。恥ずかしがらずに夢・志をもっと膨らませてください。言語化できるほど鮮明なものへと昇華させてください。こうした取り組みが、夢・志を叶えるために必要な手段を明らかにしてくれます。このとき初めて、成長へ導く正しい道が目の前に拓かれるのです。

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。 デジタルシフトを目指す企業の支援を実施している。SBIホールディングス社外役員、日本オムニチャネル協会 会長、学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授を兼任

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