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【全国注目】渋谷区の学校が大変革!1人1台端末で子どもが主役になる最新ICT教育


渋谷区は「つくろう。ちがいを活かし合える、未来の学校。」という教育大綱の理念に基づき、ICT教育の推進を進めています。2017年度から先駆的に1人1台の端末を配付し、いつでもどこでも学べる環境を整えてきました。これにより、個別最適な学び、協働的な学び、探究的な学びの三本柱を中心に、子どもたちの主体的な学習を実現することを目指しています。個別最適な学びではデジタル教材や学習ソを活用し、教育ダッシュボードで学習データを可視化して教員が一人ひとりに合った支援を行います。協働的な学びではMicrosoft TeamsやOneNote等のツールを用いて教員と児童生徒、児童生徒同士のコミュニケーションを円滑にし、共同作業や対話を促進します。探究的な学びは「シブヤ未来科」を中心に、児童生徒が主体的に問いを立て情報を整理・表現する力を育てることを目指しています。

GIGAスクール構想に沿った第1期(基盤2.0)では、Surface Go2の導入により軽量端末を配備し、M365ツールの導入で協働学習を促進、教育ダッシュボードの導入で学習や生活の状況を一元管理できるようにしました。学習系ソフトやAI型デジタルドリル、AI英会話アプリ等を導入して個別学習を支援し、全普通教室への電子黒板整備を進めることで教材提示の視覚化と授業のインタラクティブ化を図っています。一方で、基盤2.0の運用では渋谷区専用環境でのシステム構築が運用管理を複雑化させる課題や、従来型のネットワーク分離型セキュリティ構成が残ることによる柔軟性の不足が明らかになりました。

これらの課題を受け、GIGA第2期(基盤3.0)ではクラウドサービスを全面導入し、コスト削減と運用の簡素化を図る方針です。専用環境に依存しないことでスケーラビリティを確保し、システム更新や機能追加を迅速に行えるようにします。また、国が推進するゼロトラスト構成への移行を進め、ネットワーク分離に頼らない認証ベースのアクセス制御によりセキュリティを強化します。これにより、在宅学習や地域とのオンライン連携、BYOD等多様な利用シーンにも柔軟に対応できる環境を整備します。

利活用方策としては、各校のタブレット利用状況を教育ダッシュボードで把握し、利用が進んでいない学校には専門のICTアドバイザーが訪問して個別支援を行います。教員のICT活用スキル向上のために定期的な研修を実施し、ICT支援員を各校に配置して日常的なサポートを提供します。子どもたちの主体的な学びを促すためにタブレットを活用したプロジェクトベース学習を推進し、学習データを活用した振り返りによって自己調整力を育てます。学びの保証としては、障害のある児童や通学が難しい児童に対してICTを活用した支援を行い、LTE回線等を活用してオンライン学習環境を整することで教育機会の確保に努めます。

地域連携については、デジタルツールを使って地域企業や大学、海外の学校等とオンラインで交流や共同プロジェクトを実施し、コミュニティ・スクールとして地域の協力を得ながら学びの場を社会と接続する取り組みを進めます。これにより子どもたちは実社会に近い経験を通じて学びを深め、教員側も教材開発や評価法の改善に資する知見を得ることが期待されます。用語としてはICT(情報通信技術)、デジタル教材、クラウドサービス、ゼロトラスト構成、プロジェクトベースの学習等が計画内で説明されています。

詳しくは「渋谷区役所」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松

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