2025年、サウジアラビアで初めて開催される「オリンピックeスポーツゲームズ」が、国内外においてeスポーツ産業の成長を促しています。調査によると、オリンピックeスポーツゲームズの認知度は36%、観戦意向は41%に上ります。
調査結果によると、eスポーツを認知している人の中で「大会に参加したことがある」はわずか5%、「観戦・視聴のみ経験がある」は20%という結果が得られました。合わせて25%が参加または観戦経験があるものの、昨年と比較しても4ポイントの上昇に留まっています。特に、20~40代における観戦経験率は28~30%に達しており、この世代層が今後もeスポーツを支える重要な要素であることが示唆されています。

eスポーツ大会で観戦・視聴経験が高いゲームジャンルは、「格闘ゲーム」「シューティング」「パズルゲーム」「スポーツゲーム」「レーシングゲーム」の順となっています。特に「格闘ゲーム」は33%の視聴経験があり、人気を伸ばしています。一方、参加経験の高いジャンルもほぼ同様で、「格闘ゲーム」と「スポーツゲーム」が上位を占める結果りました。

調査では、eスポーツとして想起されるゲームタイトルについても尋ねました。最も多く挙げられたタイトルは「ストリートファイターシリーズ」(184名)であり、次いで「Fortnite」(111名)や「Apex Legends」(99名)が続きました。年代別に見ると、40代は「ストリートファイターシリーズ」に対して高い認知を示しており、若年層は「Fortnite」や「Apex Legends」を強く意識している様子が伺えます。
オリンピックeスポーツゲームズの開催に対する認知は36%、観戦意向は41%に達しています。特に、オリンピックeスポーツゲームズを認知している人のうち、観戦を希望するのは70%に達するという高い割合が示されています。この観戦意向は、今後のeスポーツ発展に対する強い期待を示唆しています。
eスポーツ市場は急速に成長しており、特にオリンピックeスポーツゲームズの開催によって、その認知度と関心が一層高まっています。これに伴い、観戦希望者も増え、特に若年層が中心となる中で、今後の展開が期待されます。この調査から得られたデータは、eスポーツのさらなる発展を示す重要な指標となるでしょう。
詳しくは「株式会社クロス・マーケティング」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松