新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされるホテル業界が、日立製作所、東武鉄道株式会社、NCRビジネスソリューション株式会社の3社が協力し、生体認証サービス「SAKULaLa」によって新たな希望を見出しています。指をかざすことで実現するストレスフリーなチェックインは、宿泊体験を根底から覆す可能性を秘めています。あなたはこの未来を体験してみたいと思いませんか?
SAKULaLaがもたらす新時代の宿泊体験

労働力不足が深刻化するホテル業界。その中で、日立製作所と東武鉄道、NCRが協力し、生体認証サービス「SAKULaLa」を導入しました。この画期的な取り組みは、業界をどのように変革するのでしょうか?
第一弾として、宇都宮東武ホテルグランデに導入されたセルフチェックイン機は、指をかざすだけで予約確認から決済までを一瞬で完了します。従来に比べて30〜50%のチェックイン時間短縮が実現し、さらにフロントスタッフによる手続きを70%以上も短縮できるのです。この新しいシステムにより、ホテル側は混雑時でもお客様に快適な体験を提供できるようになります。
将来的には、客室やレストラン、フィットネス施設と連携し、より一層手ぶらで利用できるホテル体験を目指しています。熟練スタッフに求められる「お客様の好みを把握する」という仕事も、SAKULaLaの導入により新しいスタッフでも簡単に行えるようになるとのこと。これにより、ホスピタリティの質も向上することが期待されています。
新型コロナウイルスの影響により、業界では待機列や混雑が大きな課題となっていましたが、この新システムはそれらを解決する有効な手段となるでしょう。日本政府は「2030年に訪日外国人観光客6,000万人」の目標を掲げており、それに伴いホテルの新規建設も進んでいます。こうした状況の中、SAKULaLaは高いサービス品質を維持・提供するうえで、ホテル業界の救世主として期待されています。
詳しくは「株式会社日立製作所」の公式ページまで
レポート/DXマガジン編集部 權