神戸で起きた“量子革命”をご存じですか?IBMと理研が世界で初めて156キュービット級量子コンピュータを日本のスーパーコンピュータ「富岳」と直接接続。演算速度は従来比10倍、エラー率は10分の1以下へ劇的進化。科学者も驚く超高速ハイブリッド演算の全貌に迫ります!
量子–HPCハイブリッドが切り拓く未来
IBM Quantum System Twoは、IBM史上最高性能の156キュービット量子プロセッサ「Heron」を搭載しています。
Heronは100キュービット層化回路で測定した二量子ビットエラー率を平均3×10⁻³、最良1×10⁻³まで低減。
演算速度指標CLOPSは25万を記録し、従来モデル比で10倍の高速化を実現しました。
システムは理研計算科学研究センター内で富岳と物理的に共設置され、基盤命令レベルで高速ネットワーク接続。
量子と古典それぞれの得意分野をシームレスに組み合わせるワークフローを実証する試験場が整いました。
研究者は化学シミュレーションや最適化問題で量子優位性の実証を目指し、新材料探索や暗号耐性検証など幅広い応用に挑みます。
この連携は日本初のQuantum System Two設置であり、量子技術とスーパーコンピューティング融合の基盤構築を加速。
今後はエラー訂正コードの導入や人材育成プログラムの拡充を通じ、実用化へのロードマップを着実に進めていきます。
詳しくは「IBM」まで。
レポート/DXマガジン編集部