JR東日本グループは、グループ経営ビジョン「変革2027」に基づき、輸送サービスの質的変革を図っています。これを受けて、指定席券売機の新型機を2025年7月より順次導入することを発表しました。日常的に指定席券売機を利用しないお客様でも、シンプルでわかりやすい操作方法を実現し、利便性の向上を狙っています。
新型機は、首都圏を中心に約20駅、約160台の導入が予定されています。新型機のトップ画面は目的別メニューを採用し、ユーザーが迷うことなくスムーズにきっぷを購入できる設計がされています。特に「きっぷを買う」「きっぷを変更する」といった明確なメニューは、初心者にも親しみやすいものです。
新型機では、在来線に乗ったお客様が新幹線のきっぷを購入できる新たな機能も搭載されています。これにより、東京駅などで列に並ぶ必要がなくなり、利便性が大幅に向上します。ただし、モバイルSuicaのチャージ残額での支払いは対象外となっているため、注意が必要です。

従来機についても、2025年10月1日からは新型機と同様に目的別のメニューを採用し、皆さんにとって使いやすい設計へと変更されます。予備のオプションを減らし、シンプルな操作を可能にすることで、利用者のストレスを軽減します。

新型機の導入に伴い、払いもどし機能も強化されます。運休した新幹線や特急列車のきっぷを指定席券売機で自分の操作により払いもどすことが可能になります。これにより、利用者は簡単に払いもどしを行えるようになります。
JR東日本の新型指定席券売機の導入は、皆さんの旅行体験をさらに快適にする一歩です。利用者のニーズに合わせた新機能の追加や、シンプルな操作性の確保を通じて、ストレスフリーな移動を実現します。ぜひ、この新しい券売機をご利用いただき、快適な旅をお楽しみください。
詳しくは「東日本旅客鉄道株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松