近年、情報の入手方法が多様化する中で、日本のメディア信頼度の実態がどのように変化しているのかは、重要な問いです。スマートニュース株式会社が実施した「スマートニュース・メディア価値観全国調査2025」は、政治や選挙に関連する情報源の利用状況を明らかにしています。調査によると、マスメディア(テレビ、新聞、ラジオ)の信頼度は68.7%となっています。2023年の調査結果とほぼ同様の数値です。これは、マスメディアへの批判がある中でも、多くの人々がその信頼を失っていないことを示しています。特に、テレビが選挙・政治ニュースの情報源として最もよく利用されており、46.5%がテレビを選択しています。これは、速報性を求める視聴者のニーズを反映していると考えられます。

マスメディアの重要性を裏付けるデータとして、選挙や政治に関するニュースを得る際の情報源として、インターネットのニュースサイト・ニュースアプリも増加傾向にありますが、全体として63.9%がマスメディアに依存しています。これに対し、ソーシャルメディアは10.9%に留まっており、マスメディアの地位が依然として強固であることを示しています。

スマートニュース・メディア価値観全国査2025の結果は、日本のメディア信頼度が依然として高く、特にマスメディアが選挙・政治ニュースの主要情報源であることを示しています。
詳しくは「スマートニュース株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松