教育の現場に革命が起こっています。KDDI株式会社とSUSHI TOP MARKETING株式会社が大阪府教育センター附属高等学校で実施する取り組みでは、NFT(非代替性トークン)とオープンバッジを活用して、生徒の評価や日常活動が可視化されるという画期的な試みが進行中です。この新たなデジタル評価システムは、学びの未来を大きく変える可能性を秘めています。
このプロジェクトの目玉は、生徒の活動をNFTに変換することにより、所有権を証明し、デジタルデータとして一元管理できる仕組みです。学校行事や部活動などの評価がデジタルデータとして生徒に提供され、進学や自己PRの際にも活用されることが期待されています。また、国際標準規格に基づいたオープンバッジも発行され、生徒の成果が具体的に認識されるため、学習意欲やモチベーションの向上が見込まれます。
この取り組みの背景には、2022年4月から学習指導要領に導入された「総合的な探究の時間」があります。主体的な問題解決や探究活動が重要視される中で、生徒が自身の努力や成果を視覚化できる手段として、このデジタル評価システムは非常に有効です。また、大学の総合型選抜導入により、多様な評価基準が求められる現在、NFTとオープンバッジの組み合わせはまさに時流に合ったものでしょう。
KDDIとSUSHI TOP MARKETINGは、今後も様々な教育現場でのデジタル証明の重要性を広め、この革新をより多くの学校や企業に展開していく予定です。これにより、教育と評価の新しい形が生まれ、生徒の未来をさらに明るくすることが期待されています。
詳しくは「KDDI株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道