犬の精神病の原因は?
犬は社会性の高い動物であり、共感能力にも優れている動物です。そのため、さまざまなことに対して過敏になりやすく、孤独を感じやすいという側面も持ち合わせています。
そんな犬たちは、時に精神疾患を発症することをご存知でしょうか。犬は主に以下の原因で精神病になると言われています。
- 生活環境の大きな変化
- 愛情不足によるストレス
- 運動不足によるストレス
- 生活環境が不適切(安心して休めない)
- 脳の疾患
主にストレスが精神病の原因となるので、愛犬が精神病の兆しを見せたときは、ストレス原因を考えて1つ1つ解消していきましょう。
『精神疾患』を抱えている犬の症状5選
精神疾患を抱えている犬は、どのような症状をみせるのでしょうか。行動に現れる変化をみてみましょう。
1.問題行動を起こすようになる
今まで問題行動を起こさなかった犬が突然、以下のような問題行動を起こすようになった場合、精神病を発症している可能性を疑いましょう。
- 飼い主がいなくなると吠え続ける
- 周囲の人や犬に攻撃的な態度をとる
- 家具や身の回りのものを破壊する
上記のような攻撃的な行動は、強いストレスを紛らわしたり、自分の身を守ろうとするために起こす行動です。あまりにも問題行動がひどい場合は、精神疾患が悪化している可能性も懸念されるので、精神疾患に詳しい獣医師が在籍する病院を受診しましょう。
2.同じ行動を執拗に繰り返す
犬が同じ行動を繰り返すとき、それは単なる暇つぶしや遊びだけでなく、精神疾患によるストレスからくる行動の可能性も考えられます。
- 前足を舐める
- しっぽを追いかけ回す
- 体の同じ箇所を噛み続ける
『常同行動』と呼ばれる精神疾患の症状には、以上のような代表的な行動がみられます。執拗に同じ行動を繰り返し、声をかけても反応しないという場合は、ストレスが溜まっていないか原因を考えてみましょう。
3.食欲不振や元気消失
食欲不振や元気消失といった症状も精神疾患を発症している犬によくみられます。1日中、同じところで寝たきりの状態になっていたり、今までは反応していた言葉をかけても反応が薄かったりといった変化は異常です。
精神疾患の可能性だけでなく、体調不良の可能性も疑われるので、愛犬の様子や最近の出来事などをよく考えて注意深く見守ってください。必要に応じて動物病院に連れていきましょう。
4.睡眠リズムが変化する
犬の精神疾患でみられる症状の中に、睡眠リズムの変化が挙げられます。例えば、1日中眠るようになったり、反対に眠りが浅く、眠っている様子がみられなくなるといった変化もあるでしょう。
他にも睡眠リズムが変化することで、夜鳴きを発症するといった事例もあり、飼い主から見て「明らかにおかしい」と思うような変化もあります。
5.何事にも興味を示さなくなる
何事にも興味を示さなくなるという態度の変化も精神疾患を抱えている犬によくみられる傾向があります。「おやつ」「散歩」など、今まで嬉しそうに反応していた言葉にも反応せず、床に伏せたきり……という場合は要注意です。
愛犬が精神病にならないための予防法
愛犬が精神病にならないためには、日頃からストレスを溜め込ませないことが最重要です。
- 愛犬が過ごす生活環境を安心で快適な状態に整える
- 毎日スキンシップやコミュニケーションを通して愛情を伝える
- 愛犬に必要な量の運動を十分に行う
- 犬としての欲求を満たせるような遊びを取り入れる
- 不安や恐怖を感じる原因を排除する(慣れさせる)
以上のように愛犬と密にコミュニケーションをとり、ストレスを発散させたり愛情不足に陥らないよう愛情を注いであげましょう。
また、愛犬が過ごす生活環境の快適さは非常に重要です。室温や周囲の騒音防止など、愛犬が安心して過ごせるような環境を整えてあげてください。
まとめ
いかがでしたか。精神疾患を抱えている犬は、紹介したような行動の変化をみせることが多くあります。何気なく「あれ?」と違和感を抱いたときは、愛犬の様子をよく観察し、精神病の兆しがみえた場合はストレス原因を解消してあげましょう。
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