犬を撫でるときにしてはいけないNG行為4選
1.嫌がる部位を無理に触る
犬にはそれぞれ触られると嫌がる部位があります。たとえば、しっぽや足先、お腹などを触られるのを苦手とする犬は少なくありません。これらの部位を無理に触ると、犬はストレスを感じ、場合によっては噛み付くなどの行動に出ることもあります。
犬が体を硬直させたり、耳を伏せたりするサインを見せたら、すぐにその部位から手を離し、犬がリラックスできるまで待つようにしてください。無理なスキンシップは犬との信頼関係を損なう原因となります。
2.犬の気持ちを無視した撫で方
犬が遊びに夢中な時や食事中など、特定の状況下で撫でられることを嫌がる場合があります。また、体調が悪い時や眠い時なども、そっとしておいてほしいと感じるでしょう。
犬の様子をよく観察し、今撫でてほしいと思っているのか、それとも一人にしてほしいのかを判断することが大切です。人間の都合で一方的に撫でるのではなく、犬の気持ちに寄り添った対応を心がけることで、犬は安心して飼い主を受け入れてくれます。
3.不快感を与える撫で方
犬の体を叩くように撫でたり、毛並みに逆らって撫でたり、しつこく撫で続けたりする行為は、犬にとって不快感を与えるものです。特に、初対面の犬やまだ慣れていない犬に対しては、ゆっくりと優しく触れることから始めましょう。
犬の体を撫でる際は、手のひら全体で包み込むように、毛並みに沿って優しく、撫でる力を調整しながら行うことが大切です。撫でられることで痛みを感じさせたり、恐怖を与えたりしてはいけません。
4.犬の「嫌がるサイン」を無視する
犬は言葉を話せませんが、カーミングシグナルと呼ばれる様々なサインで自分の気持ちを伝えています。
例えば、あくびをする、目をそらす、耳を伏せる、しっぽを下げる、体をなめる、震える、唸る、後ずさりするなどの行動は、「もうやめてほしい」という犬からの明確なメッセージです。
これらのサインを見逃さず、すぐに撫でるのをやめることで、犬は「この人は自分の気持ちを理解してくれる」と安心し、信頼感を深めていくことができます。サインを無視し続けると、犬は最終的に身を守るために攻撃的な行動に出る可能性もあるので注意しましょう。
犬との信頼関係を築く正しい撫で方
犬との間に強い信頼関係を築くためには、犬の気持ちを第一に考えた撫で方を実践することが大切です。まず、撫で始める前に犬がリラックスしているか、撫でられることを望んでいるかを確認しましょう。
犬が自分から近づいてきたり、穏やかな表情を見せたりしていれば、撫でても大丈夫なサインです。撫でる際は、犬が喜ぶ場所(首の後ろや胸元、あごの下など)を選び、ゆっくりと優しいタッチで撫で始めます。
常に犬の反応を注意深く観察し、耳を伏せる、体をなめる、あくびをするなどの嫌がるサインが見られたら、すぐに撫でるのをやめましょう。無理強いは絶対にせず、犬が自らもっと撫でてほしいと求めるような、心地よい時間にすることが大切です。
そうすることで、犬はあなたを安全で信頼できる存在だと認識し、より深い絆が育まれるでしょう。
まとめ
愛犬との信頼関係を築くためには、愛犬の反応を見ながらコミュニケーションを取ることが大切です。
相手の嫌がることをしない、というのは人間関係でも同じことですよね。特に犬と人では体格が違うので、撫で方や力加減には気を付ける必要があります。
愛犬の様子を確認し、優しく声をかけながら撫でてあげることで、ストレスなく心地よさを感じてもらえるようにしていきましょうね。
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