愛犬にイライラしたときに心掛けたいこと
どれだけ愛していても、どれだけ可愛い存在でも、愛犬にイライラしてしまう瞬間はありますよね。例えば、無駄吠えが止まらなかったり、何度教えてもトイレを失敗したり、リードをグイグイ引っ張ってしまったりなど…。日々のちょっとしたことで、つい「もう!」と感情が爆発しそうになることもあるのではないでしょうか。
筆者も何十年と犬と暮らしてきた経験がありますが、今でもイライラしてしまうことがあります。大切なのは、「イライラする自分を責めすぎないこと」と、「その感情をどう扱うか」です。
今回は、そんなときに思い出してほしい“心の処方箋”のような5つの心掛けをご紹介します。
1.完璧主義をやめること
愛犬にイライラしてしまいやすい人には、完璧主義であるという特徴があります。「しつけたのにできない」「他の犬はできているのにうちの子だけ…」と、自分にも犬にも完璧を求めすぎてしまうのです。
しかし、犬も人間と同じ。調子が悪い日もあれば、気分が乗らない日もあります。「今はそんな気分なのかもね」「今日は疲れてるのかな?」「反抗期かな?」と、少し肩の力を抜いてみましょう。
完璧じゃなくていい。むしろ、ちょっと抜けてるところもその子らしさです。そんなふうに捉えると、自然とイライラも和らいでいきますよ。
2.愛犬から離れること
イライラしているときに相手が目の前にいると、その感情はなかなか収まりません。それは人間同士でも、犬とでも同じこと。
そのようなときは、一度愛犬から距離を取ることをおすすめします。例えば、愛犬をリビングに残して飼い主であるあなたは別の部屋に移動する、ベランダで深呼吸するなど、短時間でも空間を分けるだけで、気持ちが落ち着いてきます。
イライラした状態で接することは、愛犬にとってもストレスになります。まずは自分の気持ちを整えてから、もう一度向き合いましょう。
3.声に出さないこと
「うるさい!」「やめなさい!」と怒鳴ってしまいたくなる瞬間、誰にでもあると思います。しかし、その感情をそのまま声に出してしまうと、愛犬は驚いたり、委縮したりしてしまいます。
特に注意したいのが、イライラした感情で愛犬の名前を呼ぶこと。「〇〇ちゃん、いい加減にして!」というようにネガティブなトーンで名前を使うと、「名前=怒られる」と認識してしまい、名前そのものに悪い印象を持ってしまう可能性があります。
感情的になってしまいそうなときは、「待て」など落ち着いたトーンで短い指示を出すだけにとどめてみましょう。穏やかな声は、犬にとっても安心材料になります。
4.態度に出さないこと
犬は、人間の表情や動作、雰囲気を敏感に察知します。例え声を出していなくても、無言でイライラした態度を見せてしまえば、愛犬はそれを感じ取って不安になります。
たとえば、粗相を片付けるとき。バタバタと雑に掃除をしたり、大きな音を立てたりするだけでも、犬には「怒られている」と伝わってしまいます。
そのようなときは、その場に座って1分間、目を閉じて深呼吸してみてください。「1、2、3……」とゆっくり60まで数えながら呼吸を整えると、気持ちが落ち着きやすくなります。
その後で片付ければ、イライラもぐっと軽減されますよ。
5.他人に相談すること
「いつも同じことでイライラしてしまう……」と悩んでいるときは、一人で抱え込まずに誰かに相談してみましょう。
SNSでつながっている犬友さんに話してみるのもいいですし、動物病院やしつけ教室のスタッフさんに相談してみるのも1つの方法です。
誰かに話すことで、「うちも同じだよ」「こうしたらうまくいったよ」と共感や具体的なアドバイスをもらえることがあります。
何より、「自分だけじゃないんだ」と思えることで、気持ちがぐっと軽くなるはずです。
まとめ
愛犬にイライラしたときに心掛けたいことを5つ解説しました。
- 完璧主義をやめること
- 愛犬から離れること
- 声に出さないこと
- 態度に出さないこと
- 他人に相談すること
あなたは愛犬のどんなことにイライラすることがあるでしょうか。いつまでも吠え続けることでしょうか。トイレを覚えてくれないことでしょうか。
ちなみに、筆者は愛犬がなかなかウンチをしてくれないことに少しイライラした気持ちでいます。でも、「出ない日もあるよね」「夜には出るかな」と、楽観的に考えるようにしています。
大切なのは、イライラした自分を責めるのではなく、どう向き合うかです。少しずつでも、自分と愛犬にとってより良い関係を築けるように、無理せず、ゆっくり進んでいきましょうね。
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