犬が突然『転ぶ』 考えられる5つの原因
先ほどまで元気に遊んでいた愛犬が突然、ころんと転んでしまうと心配になりますよね。犬が突然転ぶときは、どのような原因が考えられるのでしょうか。
1.フローリングの床が滑りやすい
フローリングの上で遊んでいたり走っていた時にドテッと転んでしまった場合、フローリングの床が滑りやすいことが原因と考えられます。
フローリングの床はツルツルしているので、犬の足は人間以上に滑りやすい状態です。対策として、マットを敷いたり滑り止めコーティングが含まれているワックスをかけるといった方法があります。
2.爪が伸びている
ワンコの爪が伸びていると、歩いたり走ったりしている時に歩きにくさを感じたり、爪が引っかかって転倒してしまうリスクが高まります。
爪が巻き爪になって傷を負ってしまうなどの危険もあるので、愛犬の爪は定期的にチェックして、伸びすぎているようならばカットしてあげましょう。自分で切るのが怖いという方は、かかりつけの動物病院やトリマーさんに相談してみてください。
3.加齢に伴う筋力低下や視力低下
犬は7歳を超えるとシニア期に突入すると言われています。加齢に伴い、徐々に体に衰えが見え始め、筋力低下や視力低下といった日常生活に支障をきたすような部分にも老いが見え始めるでしょう。
こうした筋力低下や視力低下によって、バランスがとりにくくなり、ふらふらと転倒してしまったり、家具にぶつかって転倒する危険が高まります。
高齢犬をお留守番させる際は、家具を端に寄せてぶつかるリスクを減らしてあげたり、移動距離を減らしてあげるために寝床やトイレを近づけるといった工夫を凝らしてあげてください。
4.足を怪我している
転倒だけでなく、立ち上がり方や歩き方に違和感を覚える場合は、足を怪我している可能性が疑われます。例えば、肉球の裏に怪我を負っていたり何か刺さっていたり、あるいは脱臼や骨折といった怪我も考えられるでしょう。
脱臼や骨折は滅多にないと考えている人が多くいますが、犬の脚は人間の足ほど丈夫ではありません。そのため、子犬や老犬、小型犬などはソファの上から飛び降りただけでも衝撃で脱臼・骨折のリスクがあるので気をつけてください。
5.脳や脊髄の病気
犬が突然転ぶ頻度が増えるようになった、明らかに歩いている時の様子がおかしいと感じたら、脳や脊髄の病気を疑ってください。
てんかんや脳炎、脳梗塞や脳腫瘍、椎間板ヘルニアや脊髄梗塞など、脳や脊髄に関する様々な病気が懸念されます。緊急性の高い疾患も含まれるので、少しでも違和感を覚えたらすぐにかかりつけの動物病院へ連れて行き、指示に従ってください。
異変を感じたらすぐにかかりつけの動物病院へ!
紹介したように、犬が突然転ぶときは環境に原因があったり、健康状態に異常が生じていたりする可能性も2パターンに分かれます。
中には病気や怪我が原因で転倒しているケースもあるので、普段の愛犬の様子と比較して少しでも「おかしい」と違和感を覚えたら、すぐにかかりつけの動物病院に相談してください。
病気の治療は早期発見にかかっています。犬は病気の進行が早い傾向にあるので、「これくらいは……」と軽く考えずに行動してください。
まとめ
犬が突然転ぶときは、床の状態や犬自身の体の状態、あるいは怪我や病気の可能性が疑われます。それぞれの原因にあった適切な方法で対処し、飼い主として最善を尽くしましょう。
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