2024年の元日に発生した能登半島地震。津波に襲われた地域で崩壊した家の中、たった1匹で家族の帰りを待ち続けたワンコがいました。必死に家を守ろうと警戒していたため、保護は難航し……。ワンコを待っていた感動的な結末に「本当によかった」「家を守ってたんだね」と多くの声が寄せられました。
たったひとりで家を守り抜いていた犬
Instagramアカウント『ハルク財団/The Hulk Foundation』様に投稿されたのは、2024年1月1日に発生した能登半島地震により崩壊した家で、家族の帰りをひとりで待ち続けていた1匹のワンコのお話です。
この地域は、地震の影響で津波に襲われてしまい、多くの家が崩壊するなど大きな被害が出ていたといいます。そんな中、たった1匹でワンコが崩壊した家の中を彷徨っているとの連絡を受けたハルク財団様。
地震による津波被害があった地域で…
たった1匹、家の中に残り続けていたワンコ
どうやらレスキュー隊が捕まえようとしても、動物保護の方が保護しようとしても逃げ続け、警戒心をむき出しにしていたため保護が難航しているとのこと。
家の中を逃げ回るワンコ
少し近づくと吠えて威嚇してきたのだそう
どうやらワンコは家族の帰りを待ち続けていたそうで、その間、家族の家を守ろうと決心していたようです。こうした経緯から、地域の避難所の方からハルク財団様に「保護してあげてほしい」という依頼がきたのだそう。
崩壊した家具の後ろに隠れるワンコ
保護しようとするも難航
やはり、ハルク財団様でも保護は難航したようで、途中からは記録を取ることも難しかったといいます。それでも時間をかけてようやくワンコを捕まえ、保護することに成功。そこからは石川県内の保護団体の方々と連携を取ることに。
保護し、外に出ることに成功!
地震や津波に襲われ、長期間ひとりでいたために毛並みもボサボサです
まずは家族を探し、家族の行方がわからない場合は、シェルターへと移ってもらうことになるといいます。こうしてすぐには殺処分されないよう、皆で協力して動いてくださったそうです。
ケージに入った状態で車で移動するワンコ
保護するまでは、とにかく警戒心が強く、噛み付いてくることもあったというこちらのワンコ。それだけ怖い思いをしながら、不安を抱え続けながら、家族が戻ってくることを信じて家を守り続けていたのでしょう。
正直、この時点で家族の安否が不明な状態だったため、ワンコの行く末も不安だったというハルク財団様。それでも、一縷の望みにかけて、難航した保護もやり遂げたのでした。
ケージに入り、保護成功。幸運が訪れますように
その後の結末に喜びと祝福の声
そして時間が経ったある日、なんと、ワンコのご家族の方から連絡があったそうで、無事に再会することができたとのこと!ご家族も愛犬のことを探してくれていたそうで、ようやく家族の元へと戻ることができたといいます。本当によかったですね!
ご家族と再会できてよかったですね!
ひとりで家族との大切な家を守り、家族の帰りを待ち続けたワンコのお話はInstagramでも多くの注目を集め、投稿は20万回以上も視聴されています。
投稿には「心から、良かったです」「ずっとひとりで、頑張ったんですね」「ひとりぼっちで、どんなにか心細かったことでしょう」といった声が寄せられ、ワンコの幸せを祝福する声が殺到しました。
Instagramアカウント『ハルク財団/The Hulk Foundation』様は、動物・子ども・災害・国際支援など多岐にわたる社会貢献活動に取り組んでいます。その様子や結果が Instagramアカウントで報告されているので、気になる方は是非その様子もご覧ください。
ハルク財団さま、この度はご協力いただき誠にありがとうございました。
写真・動画提供: Instagramアカウント「ハルク財団/The Hulk Foundation」さま
執筆:しおり
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
■関連記事
・甘えてきた潔癖症な犬に『チュウしていい?』と聞いた結果…想定以上に辛辣な『まさかの反応』が42万再生「塩対応すぎww」「逃走してて草」
・大好きなお母さんが手術に→帰宅した瞬間、犬が…嬉しさのあまり『すすり泣いてしまう光景』に感動「ほんとに健気」「家族愛だね」と26万再生
・愛犬を長生きさせる10の秘訣!
・愛犬が早死にする可能性も…今すぐにやめたい5つの飼い方
・犬が空腹(お腹がすいている)のときによく見せる5つのサイン