犬が飼い主の服の上で眠る"飼い主あるある"の不思議
外出先から帰宅した時、あるいはふと愛犬の様子をうかがった時、気づいたら愛犬が飼い主の服を敷き布団のように敷き、その上で眠っていた……という光景は、飼い主あるあるです。
「どうして私の服ばかり集めているの?」と不思議に思ったり、時には困ってしまう飼い主さんもいると思います。なぜ犬たちは飼い主の服の上で眠りたがるのか、独占しようとするのか、その理由を覗いてみましょう。
犬が『服の上で眠る』心理4選
犬が飼い主の服の上で眠りたがる心理には、可愛らしい犬たちならではの理由が隠されています。
1.飼い主のニオイに安心している
飼い主が身につけているものは、たとえ洗濯してもある程度のニオイが残っていると言われています。
犬にとって飼い主は最も信頼できる存在であり、同時に安心感を与えてくれる存在です。そんな飼い主のニオイが染み付いたものの上で眠ることで、安心できると感じている犬は多くいます。
2.リラックスして眠れるから
飼い主のニオイを嗅ぐことで安心できるという理由をご説明しました。犬にとって眠っている間は無防備な状態になるため、安全な家の中とは言え、警戒心が働いてなかなか寝付けないことも珍しくありません。
しかし、安心感を与えてくれる飼い主のニオイを感じながら眠ることで、本能的に「安心して眠っても大丈夫だ」と感じ、リラックスして眠れるという理由もあるようです。
3.飼い主に甘えたい願望の表れ
留守番中、毎回飼い主の服をどこからか集めてきて、その上で眠っていた形跡が見られる犬も多いですよね。留守番中は一人ぼっちで心細さや寂しさを感じているため、その寂しさを埋めるために飼い主のニオイのついた洋服を集めている犬も多くいます。
飼い主に会いたい、甘えたいという願望が強まっている状態なので、帰宅後は片付けを終えてから愛犬が落ち着いたタイミングを見計らい、スキンシップや遊びなどで寂しさを埋めてあげましょう。
4.手触りが良く寝心地がいいから
単純にフローリングの上で眠るよりも飼い主の服を集めて整えたほうが寝心地が良いという理由を持つ犬もいます。特に冬場は寒さを感じるため、掛け布団として飼い主の服を選ぶ犬も多いでしょう。
人間の洋服は手触りなどにも配慮して作られているものが多いため、犬たちも「このブランケットよりも服の方が寝心地が良い」と知ってしまえば、そちらを選ぶようになります。
飼い主の服で眠る行動…問題はない?
毎回、飼い主の服をどこからか集めてきて、その上で眠る愛犬の行動に「これは問題はないの?」「放っておいて大丈夫?」と感じる方もいるでしょう。
結論から言うと、飼い主が困っていないのであれば問題はありません。むしろ安心して一人でも過ごせるようならば、精神面を安定させるためにも良い効果が期待できるでしょう。
しかし、飼い主が困っているようならば、「これはダメ」と手の届かない場所に片付けておくべきです。「離して」と言っても意地でも離さないような姿勢を見せるならば、今後のためにも「離す」などのコマンド指示を覚えさせてください。
まとめ
いかがでしたか。犬が服の上で眠る心理は、主に飼い主のニオイが安心するから、あるいは飼い主に甘えたいという願望の表れです。可愛らしい理由ばかりなので、困っていないようであれば、そのまま使わせてあげましょう。
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