人気犬種がかかりやすい皮膚病とは?
トイ・プードル
- あぶら症(皮脂過多によるベトベト肌)によるマラセチア皮膚炎
プードルのルーツはフランスという説があります。また、フランスの気候は日本と比べて涼しく、湿度も低いためカラッとしています。
そのため、もともとフランスで生まれたプードルが日本で飼育されることになった場合、日本の高温多湿な気候に体の相性が合わず皮脂の分泌が多くなってしまい、いわゆるあぶら症(専門用語としては”脂漏症”)を発症する個体がいます。
さらに、皮膚にはマラセチア菌という皮脂を好む酵母菌が常在菌としてもともと存在していますが、あぶら症の犬の皮膚ではマラセチア菌が皮膚の上で増えすぎてしまい痒みをはじめとした皮膚炎を引き起こします。
症状としては、皮脂が溜まりやすい部位、具体的には口の周り、耳、脇、股、手足の指の間などの皺ができやすい部位に特に出やすいです。
また、治療は症状の重症度によって考える必要があり、その子の状態に合った適切で適度な入浴やシャンプーと保湿、場合によっては塗り薬や一時的な飲み薬の使用も検討されます。
このあぶら症は基本的に日本の気候に皮膚が順応できなかった結果として発症するため、日本で生活していく以上は完治は非常に難しいですが、うまく付き合っていけることが多いです。
- 脱毛症(毛周期停止)
アロペシアXと一昔前には呼ばれていた毛が抜けてしまう病気で、現在も明らかな発症メカニズムが解明されていない病気です。
トイ・プードルのほかに、日本ではポメラニアンで多いため”ポメハゲ”と呼ばれることもありましたが、現在は徐々にポメハゲという言葉を聞くことは少なくなってきている印象があります。
個人的にはポメさんに失礼な言葉なため使われない方が良いかなと思っています。
症状は、頭と手足以外の皮膚の抜け毛です。症状の出始めでは、抜け毛の前に毛質が変わることが多いです。
この病気の症状は基本的に抜け毛のみで健康に影響は出ないため、治療としてはまずは副作用が少ないサプリメントが使われることが多いです。
ミニチュア・ダックスフンド
- マラセチア皮膚炎
ミニチュア・ダックスフンドの皮膚にたるみやすいためシワが多くできる個体がいます。この皮膚のたるみは、生まれつきの皮膚のコラーゲン異常が考えられています。
皮膚のシワの間に皮脂が溜まってしまうと、マラセチア菌が増えて皮膚炎を引き起こすことがあります。さらに、皮膚炎が長期間続くと毛が抜けたり、皮膚の色が黒くなったり、最終的には皮膚が分厚くなることがあります。
また、若い子であればアレルギー性皮膚炎、高齢犬であればホルモン失調などが皮膚環境を悪化させる根本原因として隠れていることもあるため注意が必要です。
チワワ
- あぶら症(皮脂過多によるベトベト肌)によるマラセチア皮膚炎
チワワの中には、皮脂腺(皮膚のあぶらの分泌線)が生まれつき多い子がいます。
そのような子では、日頃から皮膚の脂が多くなってしまうためマラセチア菌が増殖し皮膚炎を発症してしまうことがあります。
- 掻きこわしや舐めこわし
チワワは、脳や首の脊髄の奇形が比較的多いとされる犬種です。また、世界最小級の犬種だからか怖がりでやや神経質気味な子が多い印象があります。
奇形がある体の部位に違和感を感じたときや、飼い主と離れ離れになった時などにストレスを感じると、体の一部分をしつこく掻いたり舐めたりすることが特にチワワでは遭遇します。
検査で奇形が見られなかった場合は、精神的なケアとして行動療法や、場合によっては薬物療法などが検討されます。
まとめ
犬の皮膚病は犬種ごとにみていくとわかりやすいです。
今回は人気犬種の3犬種について、特に代表的な病気をご紹介をしました。
各病衣の治療やその後の管理は非常に複雑で、その子その子に応じたテイラーメイド治療が理想的です。ぜひかかりつけの獣医師と相談してください。
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