犬が飼い主に素っ気ないときの心理
1.何も期待していない
犬が飼い主に素っ気ないのは、飼い主に対して何も期待していないからです。
名前を呼んだり、おいでと言ったりするだけでは素っ気ない態度を見せても「お散歩」「おやつ」「ごはん」という言葉を聞くと、急に態度が変わることもあります。
対処法は、無理に期待を持たせないことです。例えば、愛犬の嬉しそうな顔を見たいからといって、わざと「お散歩」などの言葉をかけてはいけません。
言葉をかけたあとで本当にお散歩に行くのであればよいのですが、期待させるだけさせてお散歩には行かない、おやつはあげないということをすると、信頼を失ってしまいます。
2.夢中になっているものがある
犬が飼い主に素っ気ないのは、夢中になっているものがあるからです。
例えば、ごはんを食べている最中の犬はとくに素っ気ないですよね。チラッと見てはくれるものの、やはりごはんに夢中になります。
ガムなどの長く楽しめるおやつに夢中になっているときにも、飼い主の呼びかけを無視したり、飼い主と距離を取ったり、素っ気ない態度を見せます。
このような時は、しつこく声をかけたり無理に構ったりせずそっとしておきましょう。
犬にも、飼い主以外の夢中になれるものがあります。ひとりで楽しむ時間を与えてあげることも、犬の心の健康維持に役立ちますよ。
3.拗ねている・落ち込んでいる
犬が飼い主に素っ気ないのは、拗ねていたり落ち込んでいるからです。
お留守番中のイタズラを厳しく叱ったとき、拗ねて飼い主に素っ気なくなることがあります。
対処法は、事後を叱らないことです。犬は事後を叱られても上手く理解することができません。イタズラは、イタズラをしている最中に叱ることで理解してもらいましょう。
「雨だから今日はお散歩には行けないよ」と言われたとき、落ち込んで飼い主に素っ気なくなることがあります。
対処法は、お家の中で出来る遊びを一緒に楽しむことです。かくれんぼをしたり、おやつ探しゲームをしたり、おもちゃの引っ張りっこも体力の消耗やストレスの発散におすすめです。
4.休みたい
犬が飼い主に素っ気ないのは、休みたいから構わないでほしいからです。
犬の睡眠時間の平均は12時間くらいです。シニア犬になると18時間くらいです。“お留守番中にたっぷり寝たでしょう?”と思われるかもしれませんが、意外と眠れていない犬もいます。
お留守番中は何かと不安を抱えているため、しっかり眠れていないのです。飼い主がそばにいるからこそ安心してぐっすりと眠ることができる犬もいます。
飼い主が帰宅した後、「やっとゆっくり体を休めることができるぞ」という犬もいるでしょう。
対処法は、愛犬の睡眠を邪魔しないことです。眠いとき、ケージの中に入る犬もいますし、ベッドに入って体を丸める犬もいます。「眠る」「休む」というサインです。
よく犬がする行動で、“寝床づくりのホリホリ”が始まったら、見守りつつ放っておいてあげましょう。
まとめ
犬が飼い主に素っ気ないときの心理を4つ解説しました。
- 何も期待していない
- 夢中になっているものがある
- 拗ねている落ち込んでいる
- 休みたい
愛犬に素っ気なくされると、構いたくなってしまいますよね。素っ気ないことには必ず理由がありますし、理解して対処してあげるべきです。
飼い主が構いたいときに愛犬も構ってほしいとは限らないので、小さなサインを見逃さずにキャッチすることが大切です。
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