愛犬が亡くなった後の手順は事前に把握しておくべき
愛犬が元気なうちは、愛犬の死後のことを考えている飼い主はあまり多くありません。しかし、いざ愛犬が亡くなってしまったとき、悲しみに暮れる中、飼い主の最期の責任として多くのことをやらなければならないことをご存知でしょうか。
近年、人間も終活を行う人が増えているように、シニア期に入った愛犬の終活を飼い主が行うケースも増えています。事前に亡くなる直前、亡くなった後のことを把握しておくことで、悲しみの中でも比較的冷静に対処することができるからです。
愛犬の最期をしっかり見送るためにも、飼い主は愛犬が亡くなった後にすべきことを事前に知っておきましょう。
必ず知っておくべき犬が亡くなったらすべきこと5選
愛犬が亡くなったら、飼い主はどのようなことに着手するべきなのでしょうか。ここでは犬が亡くなった後にすべきことを手順に沿って紹介します。
1.愛犬を適切な方法で安置する
愛犬が亡くなった後は、まず愛犬の遺体を適切な方法で安置する必要があります。愛犬の遺体が入るサイズのダンボールや専用の棺を用意して、底に新聞紙やペットシーツを敷きましょう。これは遺体から漏れ出る体液で愛犬や棺の中を汚さないための対策です。
同時にティッシュなどを丸めて、できる範囲で体の穴(鼻やお尻)に詰め込んであげるとより清潔な状態を維持できるでしょう。
遺体を棺の中に寝かせた後、保冷剤やドライアイスで遺体を冷やします。このとき、お腹や頭部を中心に冷やしてあげてください。保冷剤やドライアイスは時々確認し、必要に応じて交換しましょう。
2.3日以内に火葬や葬送を行う
遺体を綺麗な状態で火葬するためには、2〜3日以内に火葬を済ませることをおすすめします。したがって、生前にお願いする火葬業者や葬儀社を決めておくとスムーズに執り行ってもらえるでしょう。
火葬した愛犬の遺骨は、ペット霊園への埋葬や骨壷に入れて保管、散骨、自宅の庭への埋葬などが選択肢に入ります。火葬せずに埋葬してしまうと、害虫などのリスクが懸念されるので、基本的には火葬して埋葬・散骨するようにしましょう。
3.自治体で必要な手続きを済ませる
次に、自治体で必要な手続きを済ませる必要があります。犬を飼ったときに自治体に登録することが義務付けられているため、犬の死亡届や鑑札、または鑑札番号がわかる書類、注射済票を持って役所に訪れましょう。
必要な登録抹消手続きを済ませることで、ご家庭に狂犬病予防法接種の義務がなくなり、翌年からの通知などが来なくなります。また、30日以内に死亡届を提出しない場合、20万円以下の罰金を科される可能性があるので注意してください。
4.マイクロチップ登録機関に死亡届を提出
現在、すべての飼い犬にマイクロチップの装着が義務付けられています。このマイクロチップの登録も必ず抹消しておきましょう。
マイクロチップの登録を抹消するには、マイクロチップ登録機関に死亡届を提出しなければなりません。同様に、マイクロチップの識別番号や暗証記号も必要になるので、記載のある書類を用意しておきましょう。
5.ペット保険の解約
ペット保険に加入しているご家庭は多いでしょう。ペット保険も愛犬が亡くなった後、速やかに解約手続きをしてください。保険会社によって解約に必要な書類が異なるケースがあるので、事前に確認しておくと安心です。
基本的には、死亡診断書や診療明細書、火葬・埋葬の領収書などが必要になる会社が多くみられます。亡くなったことを証明するのに必要な書類は、捨てずに保管しておきましょう。
まとめ
愛犬が亡くなった後は、今回ご紹介した流れで手続きなどを進めていかなければなりません。自分だけでは悲しみのあまり手続きできない可能性がある場合は、ご家族にもこの情報を共有し、代わりに進めてもらいましょう。
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