犬が早朝に「飼い主を起こす」理由
犬が早朝に飼い主を起こすとき、理由によっては、要求に応えた方がよい場合もありますし、応えない方がよい場合もあります。
応えるべきではないときの対処法は「無視をする」で合っているでしょうか。愛犬の気持ちを考えると、無視するのではなく、配慮のある対処をしてあげたいですよね。
今回は、犬が早朝に「飼い主を起こす」理由について解説します。まずは早朝に起こされる原因を正しく理解した上で適切な対応ができるように学んでおきましょう。
1.トイレに行きたい
犬が早朝に飼い主を起こすのは、トイレに行きたいからです。
リビングにトイレが置いてあり、ドアの閉まった寝室で一緒に寝ていた場合、「トイレに行きたいからドアを開けて!」と、早朝に起こすことがあります。
ドアを開けてから二度寝したり、ドアにペット用のドアを取り付けたり、寝室にトイレを置いたりしておくなどの対処をしてはいかがでしょうか。
トイレに行ったけど、シートが汚れていた場合、「トイレが汚れていて排泄できないよ!」と、早朝に起こすことがあります。
この場合は、寝る直前にトイレの確認をしたり、シートを取りかえてから二度寝したり、大きめのシートを用意したりしておくなどの対処がおすすめです。
外でなければ排泄することができない場合、「もう我慢の限界だよ!」と、早朝に起こすことがあります。夜中に起こすこともあるかもしれません。
このような場合は、寝る直前にも排泄に連れて行くことやトイレトレーニングをすること、排泄に連れて行ってから二度寝するなどの対処ができるかもしれません。
2.お腹が空いた
犬が早朝に飼い主を起こすのは、お腹が空いたからです。
「まだごはんの時間じゃないよ」と声をかけ、要求には応えない方がよいでしょう。吠えるなどし、強く要求するようになってしまうことがあるためです。
吠えてうるさいからと、おやつを与えることで対処することもやめた方がよいでしょう。
犬の健康を考えると、ごはんを与える時間は規則正しい方がよいです。不規則であると、胃腸に不調が及ぶことがあります。
3.退屈で遊んでほしい
犬が早朝に飼い主を起こすのは、退屈で遊んでほしいからです。
起きた後、おもちゃでひとり遊びをしていたのではないでしょうか。家の中を歩き回って探索したり、走り回って運動したりする犬もいます。
ひとしきり遊んだ後、ひとりで遊ぶことに退屈を感じ、飼い主に遊んでほしくて起こすのです。早朝だということもあり、犬を退屈させない工夫って、難しいものですよね。
おすすめの対処法は、普段からおもちゃを片付けるようにすることです。出しっ放しにせず、寝る前におもちゃ箱や引き出しの中に入れます。そうすることで、「遊びの時間はおしまい」ということ、「まだ遊びの時間ではない」ということを犬に理解してもらいましょう。
おもちゃがあれば、いつまででもひとり遊びができる犬なのであれば、逆におもちゃを出してあげた方がよい場合もあると思います。
4.お散歩に連れて行ってほしい
犬が早朝に飼い主を起こすのは、お散歩に連れて行ってほしいからです。
外を歩く人や犬の気配がし、「自分もお外に行きたい!」と言って起こすことがあります。前日の運動量が少なかったときは、余計に早起きしてしまうのではないでしょうか。
お散歩に行けないときも、いつもよりお散歩の時間や運動量が減ってしまったときも、室内でできる遊びや運動をすることで、エネルギーを発散しておくとよいと思います。
まとめ
犬が早朝に飼い主を起こす理由を4つ解説しました。
- トイレに行きたい
- お腹が空いた
- 退屈で遊んでほしい
- お散歩に連れて行ってほしい
私の経験からひとつ注意点を挙げると、お腹が空き過ぎて胃液を嘔吐してしまうことがある、ということです。
夜ごはんの時間を遅らせたり、1日の食事の回数を増やしたり、朝ごはんの時間を早めたりなど、空腹時間が長くなってしまわないための対処をしてあげるとよいと思います。
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