愛犬に触るときはタイミングに注意が必要
スキンシップは、犬とのコミュニケーション手段のひとつです。犬は飼い主に触られることで、安心や愛情を感じることができます。また毎日愛犬に触っていると、身体の異変に気づきやすく、病気やケガの早期発見に繋がります。
絆や信頼関係を深めるためにも、毎日愛犬とたくさんスキンシップを取りたいものですが、愛犬に触るタイミングには注意が必要です。なぜなら、触ってはいけないタイミングがあるからです。
触ってはいけないタイミングで愛犬に触ってしまうと、愛犬にストレスを与えたり飼い主が噛みつかれたりする可能性があります。そこで今回は、犬に触っちゃダメな5つの瞬間をご紹介します。
犬に触っちゃダメな瞬間は？
1.ごはんやおやつを食べているとき
ごはんやおやつを食べている犬に触れるのは避けるべきです。食べているときに触られると犬は食べ物を奪われると感じ、早食いをする可能性があります。また、唸ったり噛みついたりする危険もあります。
愛犬がごはんやおやつを食べるときは、安心して食べられる環境を作ることが大切です。触ったりせずにそっとしておくのはもちろん、食べている様子をそばでじっと見るのも避けましょう。
2.眠っているとき
睡眠は犬にとって大切なものです。触られるなどして大切な睡眠が妨げられることで、ストレスを感じることがあります。さらに眠っているときに突然触られると、ビックリして反射的に噛みつく恐れもあります。
愛犬が気持ちよさそうに眠っているのを見ると、つい触りたくなってしまうこともあると思いますが我慢です。愛犬が眠っているときも、そっとしておきましょう。
3.『触らないでサイン』を出しているとき
犬も疲れているときや機嫌が悪いときなどは、触ってほしくない気持ちになるものです。触ってほしくないときに触られそうになると犬は、震える、そっぽを向く、逃げようとする、唸るといった『触らないでサイン』を出します。
このサインを出しているのに触られた場合、犬の大きなストレスとなる可能性があり、噛みつくこともあります。
愛犬が『触らないでサイン』を出しているときは、無理に触らないようにするとともに愛犬の様子をよく観察することが大切です。体のどこかに痛みがあるために、触られるのを嫌がっている場合もあります。
4.飼い主の帰宅に興奮しているとき
帰宅した際に、愛犬が吠えたり飛びついたりして喜んでくれるのは飼い主としてはうれしいものです。しかしこのときの愛犬は興奮状態であるため、声をかけたり触ったりするのは避けるべきです。
興奮している愛犬に構ってしまうと興奮度が増してしまいます。そうすると吠えや飛びつきがより激しくなり、近所迷惑になったりケガに繋がったりすることがあります。
帰宅したら愛犬が興奮している間は構わないようにして、興奮が収まるのを待ちましょう。声をかけたり触ったりするのは、愛犬がすっかり落ち着いてからにしましょう。
5.怖がって隠れているとき
雷の音を聞くなどして恐怖を感じたとき、恐怖から逃れようとしてベッドの下などに隠れてしまう犬は多いです。
愛犬が何かを怖がって隠れてしまった場合、撫でたり抱きしめたりしてあげたい気持ちになるでしょう。しかし怖がって隠れている犬をむやみに触ると、防衛本能によって噛みつかれることがあります。
また隠れている場所から無理やり引っ張り出すと、犬の恐怖がさらに増して大きなストレスを感じることになります。恐怖心が和らげば犬は自分から出てくるのでそれまではそっとしておきましょう。
まとめ
愛犬とのスキンシップは、愛情を伝えたり信頼関係を深めたりする上で欠かせません。ただし、以下のタイミングで愛犬に触るのは避けましょう。
- ごはんやおやつを食べているとき
- 眠っているとき
- 『触らないでサイン』を出しているとき
- 飼い主の帰宅に興奮しているとき
- 怖がって隠れているとき
愛犬に触るときは飼い主の「触りたい」という気持ちよりも、愛犬が触っても大丈夫な状態かどうかが大事です。愛犬の気持ちに寄り添い、適切なタイミングでスキンシップを取るようにしましょう。
愛犬がリラックスしているときや甘えてきたときに触ってあげると、きっと喜んでくれますよ。
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