犬が『捨てられた…』と感じてしまう飼い主の行動5選
犬にとって飼い主は最も信頼できる存在です。しかし飼い主のある行動によって、「捨てられたかも」と強い不安と恐怖に襲われることがあります。
ここでは犬が「捨てられた…」と感じてしまう飼い主の行動を紹介するので、このような行動は絶対にやめましょう。仕方のない場合は、その後にしっかり心のケアをしてあげてください。
1.いつもより明らかに飼い主の帰宅が遅い
犬は飼い主の帰宅時刻を大まかに体感で把握しています。しかし、いつまで経ってもいつもの帰宅時刻に飼い主の姿が見えず、明らかに帰宅が遅いと「もう帰ってこないのでは」「捨てられたかも」と不安になる犬は多いです。
留守番に慣れている犬でも、明らかに飼い主の帰宅が遅いと強い不安に襲われ、トイレを失敗したり鳴いたり嘔吐したりする犬もいます。
強いストレスにつながるので、なるべく早めに帰宅するように心がけ、どうしても遅くなってしまう場合は、その後にしっかりケアをしてあげましょう。
2.ペットホテルなどに預けて数日宿泊する
旅行や出張で、ペットホテルや知人の家に愛犬を預けるという方もいるでしょう。しかし犬にとっては、飼い主に「捨てられた」「もう会えないかも」と強い不安に襲われる行動なのです。
特に、見知らぬペットホテルに預けられてしまうと慣れない環境もあり、かかるストレスは非常に強いです。体調不良や信頼度の低下にもつながりかねないので、なるべく避けるように努めましょう。
3.店先のポールなどにリードを繋いで待たせる
昔は店先のポールにリードを繋いで犬を待たせている人をよく見かけましたが、この行為は非常に危険です。犬が脱走したり交通事故に遭う可能性も高く、何より飼い主の姿が見えなくなることで「捨てられたかも」と強い不安に駆られてしまいます。
普段はお利口な犬であっても、人通りの多い店先などに繋がれてひとりぼっちで置き去りにされてしまっては、不安や恐怖からパニックに陥る犬も多いです。
お散歩や外出が苦手になってしまう犬もいるため、外で置き去りにする行為は絶対にやめてください。
4.飛行機に乗るために預ける
遠出する場合、愛犬を飛行機の貨物室に預ける人もいるでしょう。しかし、貨物室は音もうるさく、飼い主と離れ暗い場所でひとりぼっちで過ごさなければいけません。犬にとっては恐怖でしょう。
このような状況に陥ると「もう飼い主と会えないかもしれない」「捨てられたかも」「怖い」とさまざまな不安に襲われます。トラウマとして残ってしまう恐れもあるので、なるべく別の交通手段を選んであげましょう。
5.他の家族やペットばかりを可愛がる
一緒に過ごしていても他の家族や他のペットばかりを可愛がっている姿を見ると、「もう僕のことは嫌いになったのかな」「捨てられたらどうしよう」と不安に襲われる犬は多いです。
特に、新しい犬がやってきたり赤ちゃんが生まれた家などでは、このような状況に陥りやすいでしょう。愛犬にストレスがかかっていないか、様子をチェックし、きちんと愛犬（先住犬）との時間も設けてください。
やってしまった場合はどのように心のケアをするべき？
今回紹介した行動の中には、どうしても取らなければいけない状況（ペットホテルや知人宅に預ける、帰りが遅くなるなど）もあるでしょう。
もしもこのような行動をとってしまった場合は、再び会った後に十分な心のケアをしてあげることが大切です。
スキンシップや室内遊び、散歩などを通して、愛犬とコミュニケーションをたっぷりとってあげましょう。また、数日間はなるべく一緒に過ごす時間を設けたり、遊びやトレーニングを通して褒める機会を増やし、信頼関係の再構築に努めてください。
まとめ
犬は賢くとても繊細な動物です。飼い主の行動1つで「捨てられたかも」「もう会えなかったらどうしよう」と不安になってしまうこともあります。今回紹介したNG行動は愛犬を悲しませてしまうため、もしもやってしまった場合は、速やかに心のケアを十分に行ってあげましょう。
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