愛犬の『おねだり』が止まらない！飼い主がすべき正しい対応と工夫　「心を鬼にするのも愛情」「時に必要だね」

愛犬の「おねだり」が止まらないとき飼い主がすべき正しい対応と工夫

玄関で散歩に行きたそうな柴犬

犬を飼っていればどんな飼い主でも何度も経験するであろう愛犬からの「おねだり」。そのおねだりにも、状況によっていろいろ違いはあります。

今まで愛犬からどんなおねだりをされたことがあるでしょうか。

止まないおねだりに負け、応えてしまったことがある、と答える飼い主がほとんどでしょう。私もそのひとりです。

無視することで対応したり、「やめて！うるさい！」と思わず声を荒げてしまったり、後悔の残る対応をしてしまった、という飼い主もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで今回は、愛犬の「おねだり」が止まないときに飼い主がすべき正しい対応と工夫について解説します。「叱りたくはないのに…！」というときにお役立ていただけると嬉しいです。

愛犬のおねだりが止まらないときは、「絶対に応えないぞ！」という強い気持ちが大事です。

初めは可愛いおねだりかもしれません。しかし、応えてもらえないことがあると、おねだりの方法をエスカレートさせてしまうことがあります。

おねだりの方法が「吠える」「噛む」へと変わってしまったら困りますよね。

応えてもらえるまで吠え続けることもありますし、「応えてもらえるまで噛んで離さない」などということもあるかもしれません。

愛犬のおねだりが止まらないときは、時間やタイミングを決めましょう。

「遊び」「お散歩」「おやつ」の時間やタイミングは決まっているでしょうか。それらが決まっていないことが、おねだりが止まらない原因になることがよくあります。

時間やタイミングが決まっていないため、愛犬が遊びたいとき、お散歩に行きたいとき、おやつが食べたいときにおねだりをするのです。

愛犬が無理なおねだりをする必要がなくなるよう、時間やタイミングを決め、それ以外のおねだりには応えないようにしましょう。

テーブルに手を乗せて覗くシュナウザー

愛犬のおねだりが止まらないときは、飼い主が主導権を持つことが大事です。

愛犬がおねだりをしたから応えるというのは、愛犬に主導権があるようなものですよね。

「オスワリ」の合図でお座りすることができたからおやつを与える。「マテ」の合図で待つことができたからボールを投げる。

このように主導権を持つようにしてみましょう。飼い主が「おしまい」と言ったらお終いです。

愛犬のおねだりが止まらないときは、「いけない」と言って部屋を出ます。

吠え続けるときは無視して構いません。吠えることをやめたら部屋に戻ります。吠えることをやめさせるためにおねだりに応えてしまっては絶対にいけません。

ただし、無視をすることもよくないと思います。「今はお散歩の時間じゃないでしょう？」など、何か言葉をかけてあげてください。犬にも理解することができます。

「いけない」「ダメ」など、短い言葉をかけ続けることで、（今は応えてもらえないんだ…）と、愛犬により理解してもらいやすくなります。

愛犬のおねだりが止まらないときは、叱ったり怒鳴ったりしないことが大事です。

犬がおねだりすることにも必ず理由があります。退屈しているのかもしれません。ストレスが溜まっているのかもしれません。不安や寂しさを感じているのかもしれません。

そんな愛犬の気持ちを知らず、叱ったり怒鳴ったりしたことがあるのではないでしょうか。

なぜおねだりが止まらないのか、対応する前に愛犬の気持ちを探ることも大事だと思います。愛犬の気持ちが分かれば、正しく対応することができるでしょう。

ボールを手に持っておねだりするトイプードル

愛犬のおねだりが止まらないとき飼い主がすべき正しい対応と工夫を5つ解説しました。

愛犬からの可愛いおねだりにはいつだって応えてあげたいのが飼い主心です。しかし、愛犬にとっても飼い主にとっても良いことはありません。

おねだりの方法が「吠える」「噛む」へと発展してしまうことがないよう、愛犬の気持ちを大切に考えつつ、正しく対応できるといいですね。

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