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犬のトイレのしつけでスプレーを使う方法は効果なし?誘導するタイプと嫌悪刺激を与えるタイプがある


犬のトイレのしつけスプレーはお守り程度に考える

犬型の風船とスプレー

犬のトイレのしつけのアイテムであるスプレーは、大きく分けてトイレに誘導タイプと嫌な匂いをさせてその場所での排泄を回避させるタイプと存在します。

もし使うのであれば嫌悪刺激を与えるものではなく、誘導するタイプのほうが犬にダメージを与えてしまうこともないので採用してもいいでしょう。

ただし、犬のトイレのしつけに!と売られているスプレーを使ったからといってトイレがうまくできるようになるかというとそれは別の問題。

あくまでも成功率を上げる可能性があるかもしれない?というお守り程度に考えておいて、基本のトイレのしつけ方法を実践することをおすすめします。

ではそのトイレのしつけ方法とは?それはぜひプロの力を借りて遠回りせずに実践するのが最適です。

人間の子供にトイレを覚えてもらうときどうしているかを考えてみよう

ペットシーツの上にいる子犬

そもそものお話をしますと、人間の子供にトイレを覚えてもらう場合にどうしているでしょうか?

その方法も各家庭によって様々ですが、私は犬であれ人間であれ福祉とQOLの向上を前提であり目的としているため、わざわざおもらしをさせるような方法や嫌悪感を与える方法は採用していません。

そのため、トイレのタイミングを大体でもいいので把握して、そのタイミングに合わせてトイレに連れて行く、トイレをしたくなったら教えてもらうといった取り組みをしていました。

自分でトイレに行けるようになるまではおむつも焦って外すということもせず、その代わり自分でトイレに行って排泄ができればたくさん褒めて一緒に喜ぶということをし、最終的におむつを外せるようにしたのです。

これが犬のトイレのしつけとどのような関係が?と思われるかもしれませんが、大いに関係があります。

大事なのはまず排泄をしたくなるタイミングを把握すること。そして、そのタイミングに合わせてこちらが誘導すること。

また、仮にトイレではない場所で排泄をしてしまっても親(飼い主)が困らないような環境にしていたこと。子供の場合であればおむつの着用ですね。

では犬の場合はというと、どこで排泄をしてもいいようにトイレシートをできるだけ広範囲に広げておくことです。

そのためにトイレ専用の広々としたサークルやケージを用意し、成功しかできないまたは成功の確率が大幅に高い状態にしてあげることで『失敗』という経験をさせずに済みます。

そして仮に失敗してしまったとしても咎めることは決してしません。

そこで失敗者を咎めてしまうと排泄を隠すようになり、トイレでしてほしいというこちらの目的からさらに遠ざかってしまいます。

その代わり、トイレシートという場所で排泄を偶然でもすることができたら、そしてその偶然がたとえ前足をシートの上に置いて排泄をしたというだけでも十分に褒めるのです。

犬のトイレのしつけは丁寧なプロセスでしっかり覚えてくれる

トイレトレーの上に座る犬

とにかく大切なのは失敗を限りなくしてしまわないようにこちらが環境を整えることと、完璧を求めずゴールに近い状態であればそれを1つの成功として必ず褒めることです。

犬のトイレのしつけスプレーというアイテムは確かに存在しますが、それを使っておまじないをするよりも、その瞬間を大切にして丁寧なプロセスで犬を導いてあげたほうがずっと効果的です。

丁寧なプロセスというのは人間は非常に頭を使い試行錯誤をするため頭を使いますが、学習者である犬にとって成功しか起こらないような環境というのは、学習をぐんぐん進めてくれるため結果として人間が助かります。

逆に犬が失敗したのを犬のせいにして叱ったりなど罰を与えるような行為は、萎縮してしまい学習よりも防御のほうに脳が働いてしまうため、学習してほしいという目的すらも達成できなくなるため方法としても適切ではありません。

すでにさまざまなことが習慣化してしまっている場合は長い根気が必要ですが、それでも工夫することで人間も犬も困らないトイレのしつけというものが完成しますので、ぜひ悩みすぎて落ち込んでしまう前にプロに相談してみてくださいね。

まとめ

犬用ペットシーツと子犬

犬のトイレのしつけでスプレーを使うことにおける効果というのは正直あまり期待せず、できればお守り程度で考えておいたほうが無難です。

それでもスプレーを使うのであれば、犬に嫌悪刺激を与えるタイプではなく誘導するタイプのスプレーを使うようにしましょう。

使う際には少しでも成功率が上がるように広い範囲でトイレシーツを敷くようにし、目標とする場所にスプレーをしておくといった方法も考えられますね。

とはいえ、やはり一番の近道はプロに相談して手伝ってもらうことなので、実際に依頼するかしないかは一度カウンセリングを受けてみてからぜひ検討してみてください。


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