デイリーヤマザキには“鬼”が潜んでいるらしい……。
7月1日、デイリーヤマザキの「デイリーホット」シリーズに、今年も「鬼カレーパン」が登場。昨年よりも辛さが増したという、“デイリーホット史上最強の激辛カレーパン”に、初挑戦してみました。
■ 店舗限定の「鬼カレーパン」!中身も外見も黒みが強くて禍々しい……
「鬼」という名称もさることながら、ほかのカレーパンよりも黒みの強いビジュアルが、なんとも言えない禍々しさを放っている「鬼カレーパン」。価格は税込285円です。
こちらは全店で取り扱いがあるわけではなく、店内調理システム「デイリーホット」のある店舗限定の商品。今回は「渋谷区神南店」で購入しました。
すぐ近くの代々木公園に移動して早速食べることにしますが、当日は外気温が34度超えの、猛暑日に近い真夏日。屋外で“デイリーホット史上最強の激辛カレーパン”を食べるのに、これほどまでにふさわしくない日はありません。食事というより修行ではないでしょうか。
ちなみに後ほど調べたところ、「渋谷区神南店」にはイートインスペースがあるようなので、同店で購入される際は、そちらを利用することをおすすめします。
「鬼カレーパン」の実物は、イメージビジュアル通りの黒さ。割ってみれば、中身も同じ色をしています。
表面にまぶされた黄金色の衣がアクセントになって、なんとなく、溶岩を手にしているような気分。辛さへの期待と恐怖が同時に押し寄せてきます。
■ スタンダードなカレーパンと思いきや……遅れてやってくる辛さが心地いい
一口かじってみると、ペッパーの風味が少し強いものの、全体的にはスタンダードなカレーパン。辛くもなく、甘くもなくちょうど……あ、いや、辛っ!
食べ始めてから時間差で喉や舌にピリリとした辛味が広がりました。二口目を行こうとしていた顔を引っ込め、深呼吸してクールダウン。麦茶を飲んで落ち着きます。
なるほど、時間差で来るタイプか。そうと分かれば怖いものはありません。ゆっくり、一口ずつ食べ進めていくことにします。
初手の辛さには少し驚きましたが、辛さ自体は“鬼”というフレーズから想像するほど激しいものではありません。激辛好きでなくとも、安心して食べられるレベルの辛さになっています。
辛いのが苦手な人でも、飲み物を手元においておけば、難なく食べきることができると思います。
口の中に長居するタイプの辛さではなく、瞬間的に舌や喉へ辛さで熱くして、大人しく胃の中へ消えていってくれるので、そういう意味でもかなり食べやすく感じます。
また表面にまぶされている粗挽きの衣の食感もよく、出来立て状態でないにもかかわらず、一口かじるごとにザクザクとした食感を楽しむことができました。自宅に持ち帰って軽くトーストしてから食べると、より美味しくいただけたかもしれません。
食べ終わると心地のいい熱さで体内が満たされ、炎天下に一瞬、ほんのりとした涼しさを感じることができました。
なお、この商品にははちみつが含まれているため、1歳未満の乳幼児には与えることができません。まぁ、それ以前に激辛カレーパンという性質上、与える人はいないとおもわれますが……念のためご注意を。
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025070804.html