「食体験で五感を刺激する」というコンセプトの新感覚フードフェス「脳汁横丁」が、7月4日より東京・秋葉原で開催。6日までの3日間、ネット上で話題のクリエイターのプロデュースによる異色の屋台を楽しめます。
開催前日に行われた体験会に参加してきました。
「脳汁横丁」は、株式会社マルハンの東日本カンパニーが展開する「ヲトナ基地プロジェクト」の一環として実施されている「脳汁シリーズ」の第3弾です。
昨年11月の「脳汁銭湯」、今年5月の「脳汁スタンド」に続き、今回の「脳汁横丁」は「イキすぎた愛と混沌のフードフェス」がテーマ。秋葉原中心部のイベントホール「ベルサール秋葉原」を舞台に、話題のクリエイターによる五感刺激型の屋台が出店します。
■ メンチを切られて味わうメンチ、レインボー牛丼……狂気に満ちた食体験を満喫
まず会場入口すぐの場所にあるのが、「メンチを切りながらメンチ(カツ)を切る」動画でおなじみ、メンチニキさんのプロデュースする「メンチニキのメンチ学園」。
メンチニキさん本人が店頭に立ち、全力でメンチを切りながら、肉の旨味たっぷりな絶品メンチカツを提供してくれます。こんなに丁寧にメンチを切ってもらう経験もなかなかないかも。
そのお隣では、「2000日以上牛丼チェーン店に通い詰めた男」として有名になったまりなすさんプロデュースの屋台「牛丼まりなす屋」が出店。6色の色鮮やかなチーズが目を引く「レインボーチー牛」など、狂気に満ちた牛丼メニューが楽しめます。
暑い夏には涼しいメニューを……ということで、怪談要素をプラスしたカレーも楽しめます。
怪談家のぁみさんがプロデュースする「意味がわかるとゾッとするカレー屋」は、トマトベースの濃厚なカレーを“怪談つき”で味わえる屋台。
黒と赤、2色のカレーに添えられた二次元バーコードを読み込み、それぞれにまつわる怪談エピソードを聞きながらゾッとする食事体験ができます。
■ “読めないメニュー”の「謎唐揚げ」は意外な美味 会場ではカオスな音頭も披露
会場室内に入ると、さらにカオスな空間が広がっています。
5月に開催された「脳汁スタンド」で出現した、カオスな味の「脳汁ドリンク」を楽しめるスタンドのほか、フードファイター・MAX鈴木さんが群馬のうどんの名店とタッグを組んだ屋台「玉座うどん」など、量質ともにフルボリュームのお店が続きます。
なかでも話題を呼びそうなのが、謎解きクリエイター・なぞのデザイナーさんがプロデュースする「なぞのからあげ」。メニュー名はどれも文字化けやHTML形式(!)といった難読形式になっており、その中身は食べるまで想像できません。
その中でも唯一声に出して読めたのが「ホイップ&チョコソース」。唐揚げにホイップチョコ?! と面食らういでたちですが、なぞのデザイナーさんいわく、体験会では一番人気だったそう。
おそるおそる食べてみると、唐揚げの肉の旨味とホイップの組み合わせが奇跡的にマッチして、「ジューシーだけどふわふわ」な不思議食感でした。これは実際に体験してもらったほうが良いかもしれません。
会場中央には盆踊り会場のようなやぐらが設置され、週末の開催日には、「脳汁音頭」なるオリジナル音頭が開催されるそう。こうして文字で説明するだけでもカオスづくし。一足早く、そして忘れられない夏の思い出作りができそうです。
「脳汁横丁」は7月4日から6日まで、「ベルサール秋葉原」(東京都千代田区外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビル1F)で11時から20時まで開催。入場は無料で、フードやドリンク、グッズの購入は別途有料です。
(天谷窓大)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025070405.html