デジタル庁が6月6日朝、6月24日よりiPhone上でマイナンバーカードを利用できるサービスを開始すると発表しました。
「iPhoneのマイナンバーカード」と名付けられたこのサービスは、iPhoneの「Appleウォレット」にマイナンバーカードを登録し、利用できる仕組み。
iPhone端末に搭載されたFace IDやTouch IDといった顔認証、指紋認証機能を介することで、実物のカードの代わりに「マイナポータル」へのログインや、コンビニでの証明書取得などの行政サービスを簡単かつ安全に利用できるとしています。
「iPhoneのマイナンバーカード」を利用するためには、実物のマイナンバーカードと「マイナポータルアプリ」、数字4桁の「券面入力用暗証番号」、英数字6～16文字の「署名用パスワード」が必要です。
なお、セキュリティ面においてデジタル庁は、「登録したマイナンバーカードの情報はAppleウォレット内に保存され、iPhoneのFace IDやTouch IDで安全に保護される」とし、「他人が利用・悪用する心配はありません」と説明。
「実物のマイナンバーカードと同様、あなたの医療や銀行口座などのプライバシー性の高い情報は、iPhoneのマイナンバーカード内に記録されません」としています。
また同庁では、マイナンバーカードを追加したiPhoneを紛失した場合の措置として、「マイナンバー総合フリーダイヤル」を開設。24時間365日体制で、一時利用停止を受け付けるほか、Appleが提供する「探す」アプリでも一時利用停止ができるということです。
このほか、同庁が事業者・自治体向けに提供している「マイナンバーカード対面確認アプリ」（iOS／Android）でも、iOS版で「iPhoneのマイナンバーカード」による対面での本人確認ができる機能を7月中に提供予定としています。
＜参考・引用＞
iPhoneのマイナンバーカード | デジタル庁 ウェブサービス・アプリケーション
（天谷窓大）
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025060602.html