note株式会社は1月14日、Googleと資本業務提携を締結したことを発表しました。この提携を通じ、AI技術を活用した新たなサービス開発を促進し、クリエイターの創作をより一層支援していくとしています。
noteはこれまでに、AI技術をクリエイターの創作を支援するための強力なツールと位置づけ、2023年11月には子会社としてnote AI creative株式会社を設立。創作を支援するツールを提供したり、コンテンツの分類やリコメンドのためのシステムにもAIを活用したりなど、新たな技術の導入をすすめてきました。
今回の資本業務提携にあわせ、Googleの生成AIモデルGeminiを活用した新機能の開発を開始し、2月以降に順次提供予定であることも明らかにしています。
クリエイター向けの機能としては、noteの記事編集画面からGeminiが利用可能になります。これにより、アイデアを膨らませたり、よりよい表現方法を追求したり、文章の校正・校閲をしたりなど、創作活動をより強力にサポートしていくとのこと。
また、企業向けには高機能プラン「note pro」において、これまでリスクのある投稿を事前にチェックし注意喚起する機能が提供されてきましたが、今後はこの機能をさらに強化し、より高度なリスク検知を実現予定。
加えて、note内でこれまで培ってきたコンテンツ分類やリコメンドの技術にも、Geminiの高度な自然言語理解能力を活用し、将来的には外部サービスへの有償提供も視野に入れているとのことでした。
今回の発表について、SNS上では「これはビッグニュース!」「クリエイターにとって新しい可能性が広がりそう」と肯定的な声が寄せられた一方、「noteにも広告表示がされるようになる?」「検索上位表示にnoteのページを優先するようなことはやめてほしい」といった懸念の声も。今後の動向にも注目が集まりそうです。
<参考・引用>
note株式会社(@note_corp)
プレスリリース「note、GoogleのGeminiで創作支援を強化」
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025011502.html