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その発想はなかった! 妙にリアルな「角砂糖に群がるアリ」のサイコロ


クリエイターの八羽さんが、サイコロの目をアリのシルエットにアレンジした「角砂糖に群がるアリのサイコロ」を制作しました。その独特なデザインは、八羽さんが疲れている時にサイコロの数字をアリに見間違えたことから着想を得たものです。アリのシルエットは、実物の写真を元に手描きされました。特に、1の目を赤いアリにするという日本独特の伝統にも配慮されています。ただし、アリの動きのため、使用時に数字が判別しづらくなる課題もあるといいます。

その発想はなかった! 妙にリアルな「角砂糖に群がるアリ」のサイコロ

 すごろくをはじめとするさまざまなゲームに用いられる「サイコロ」を、クリエイターの「八羽(はっぱ)」さんがユニークなグッズにアレンジ。その名も「角砂糖に群がるアリのサイコロ」。

 Xの投稿に添えられた写真を見てみると、なんと1から6までのサイコロの目が、アリのシルエットに変えられているではありませんか。ランダムな動きが、また妙にリアル……!

 これまでにも「なんでも元気になる四肢」「こつぜんアクリルチャーム」など、日常を面白くするグッズを多数制作している八羽さん。まさしく「その発想はなかった」というべき本作のアイデアを閃いたのは、「疲れ」がきっかけだったそう。

 なんでも、疲労時に普通のサイコロを見たときに、なぜか「数字の目がアリになっている」と見間違えたのだとか。なんとなく、アイデアを閃くのは頭がスッキリしているときや、コンディションが良いときに限ると思っていましたが、疲れているときにピンとくることもあるとは驚きです。

こだわりは1の出目のアリを赤色にしたこと

 この勘違いを元に、アリ=入り乱れて動く、というイメージを思い浮かべつつ、自身が以前撮影していたアリの写真を見ながら、一匹ずつ丁寧に手描きして生まれたのが本作、という流れ。

 中でも特にこだわったのは、サイコロとしての実用性を損なわないこと。作品をよく見ると1の出目が赤いアリになっていますが、この決定には「女王アリとどちらにするか散々迷った」という背景が。確かに日本製のサイコロの1はほとんどが赤いので、説明がなくとも「これはサイコロなんだな」ということが直感的に伝わります。

 しかし、そんな目論見とは裏腹に、実際に使ってみるとパッと見では何の数字が出たのか、わかりにくくなってしまったとのこと。実際のアリも、数えようとするとちょこまかと動いて途中で何匹かわからなくなることがありますから、ある意味ではリアルと言えるのかもしれません。これには八羽さんも「すごろくでは普通のサイコロを使いたいです」とコメントし、制作を総括しました。

<記事化協力>
八羽さん(@aoiwa_88

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025010702.html
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