夏になると食べたくなるソフトクリーム。甘い味やふわっととろける食感もさることながら、コーンの上に盛り付けられていく製造工程も、見ていて飽きないですよね。
そんなソフトクリーム作りの様子を、ミニチュアで再現したのはNunu’s Houseこと田中智さん。小さいながらも本物そっくりに作られたソフトクリームメーカーから、指先ほどの大きさのソフトクリームが出来上がっていくさまは、「本当にミニチュア?」とただただ驚くばかりです。
主に樹脂粘土を用いて、作品を制作している田中さんの作品は、どれもミニチュアとは思えないほど、本物そっくりの精巧な作りが特徴です。夏本番を迎える直前のこの季節にぴったりな作品を作りたいと考えたところ、今回のアイデアを思い付いたのだそう。
ピンセットでコーンをつまんで、ソフトクリームメーカーから絞り出されるクリームをくるくると巻いていく様子は、店頭で見かける作り方と全く同じ。ちょっとレトロなソフトクリームメーカーのデザインも秀逸です。
完成したソフトクリームの大きさはなんと1.6cm。こんなにも小さなソフトクリームなのに、コーンやクリームの質感はまさに本物とうり二つ。「バニラ」「チョコ」「ミックス」と3種類用意されたソフトクリームは、樹脂粘土であるはずなのに、実はは食べられるんじゃないかと脳が錯覚してしまうほどの出来栄えです。
作品の制作時に苦労したと明かしてくれたのは、ミニチュアの制作ではなく、ソフトクリームを盛り付ける工程の部分だそう。動画では一発できれいに盛り付けられているように見えますが、実際はなかなかうまく形が作れず、何回も撮り直したとのこと。私なら緊張で手が震えまくってしまいそうです。
そんな苦労もあった作品の出来栄えについては、「とてもかわいらしく仕上がったと思います。今後は違うデザインや色にもチャレンジしたいと思っています」と自身も納得の行く仕上がりとなった模様。ツイッターへの投稿にも、3万件もの「いいね」が寄せられています。
なお、田中さんが運営するYouTubeチャンネル「田中智のミニチュアアート」では、今回の動画の完全版や、クリーム絞りの詳細を解説した動画も公開中です。
<記事化協力>
Nunu’s House(田中智)さん(@miniature_MH)
(山口弘剛)