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カタールから連れ帰った19匹の猫と「猫カフェ」を開業準備中の姉妹 よりよい猫の福祉を実現する場に 英国


苦労の末に猫たちを英国へ

港にたたずむ野良猫

画像はイメージです

「もし私が救わなかったら、あのとき全員死んでいたでしょう」と話すのは、Debbie Morganさん(58歳)です。

彼女がカタールで看護師として働いていたとき、焼けつくような暑さの中で数十匹の弱った猫たちを保護し、献身的に世話をして回復させました。そしてその多くを自分の猫として飼うことにし、残りは里親を見つけて引き渡したのです。

彼女は金属製のゴミ箱から子猫を救出したり、車にひかれた子猫を拾ったり、高速道路の脇で見かけた子猫を危険を冒して救出したりしていました。野良猫が増える原因のひとつは「猫を飼っていた在留外国人が、帰国時に路上に置き去りにすること」だといいます。

「生後5ヵ月の子猫が外に置き去りにされていたこともありました。ひどいことです。どうやって生きていけというのでしょうか」

現地で8年働いたあと、彼女は故郷の英国ウルヴァーハンプトンに戻ることを決めました。でも19匹の猫たちを置いて帰るわけにはいきません。

「猫たちを現地に残すことはできませんでした。よりよい場所を与えたかったのです」と彼女。そこで数々の健康診断やワクチン接種、煩雑な書類手続きに加え、総計12時間に及ぶ、乗り継ぎ6回ものフライトを経て、やっとのことで猫たちを英国へと運びました。

「かなりストレスがたまりました。一度に自分の名前で連れて行けるのは5匹までなんです。しかも英国イングランド地方では、マンチェスターとヒースローの2つの空港しか猫が入国することを認めてくれませんでした」とDebbieさん。

猫カフェで人間とのふれあいを

猫カフェの風景

画像はイメージです

こうして英国に到着した愛猫たちは比較的元気でした。「人間とのふれあい」を求めていると感じた彼女は、妹のMarieさんとともに猫カフェ「The Qattery」を開くことを決めました。古い喫茶店を買い取った2人は、当局からライセンスが認可されたらすぐに開店したいと考えています。

このニュースに、街の人々も総じて喜んでいます。しかしSNS上では「国内に保護猫がたくさんいるのに、なぜカタールから連れて来たのか」という疑問の声も上がっています。

「猫にとって、気温が50度まで上昇するカタールでの暮らしは過酷なものでした。普通の猫カフェと違い、全員が私の飼い猫なので決して譲渡することはありません。閉店後は私と一緒に家に帰ります」というDebbieさんです。

よりよい猫の福祉のために

猫を膝にのせてコーヒーを楽しむ女性

画像はイメージです

姉妹のプランでは、下の階には猫を置かずに通常の喫茶店として運営し、上の階を猫カフェにするかたちで営業する予定です。

The Qatteryでは、子猫を飼うことを検討している人向けに、飼育に必要な知識や最適な世話の仕方について教える教室も開催する計画です。

実は猫カフェに関しては否定的な意見もあります。RSPCA(英国動物虐待防止協会)と保護団体「Cats Protection」は最近、「猫カフェでは猫の福祉を確保できない」として、段階的な廃止を求める声明を出しました。

Debbieさんも「猫カフェでの猫の福祉は、もっと真剣に受け止められるべきであり、より厳格な法整備が必要」だと考えています。でも「RSPCAとCats Protectionの主張に沿ったかたちで、The Qatteryが運営できると信じています」と話しています。

「私たちは猫のことを知っていますし、猫が何を望んでいるかもわかっています。この猫カフェは猫にとっても有益だと思います。The Qatteryは厳密にはビジネスではなく、猫がよりよい生活を送れるようにするためのものなのです」

出典:'I rescued Qatar cats and opened a feline cafe'


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