1.人間の動きを観察している

猫は非常に観察力の高い動物です。飼い主の動きが気になるのか、日常のルーティンや行動パターンをじっと見つめていることも珍しくはありません。飼い主さんとして「どうしたの?」と感じられるでしょうが、単に興味を持ってあなたの行動を見守っているだけの場合が多いようです。
もしかしたら、食事の時間や外出の準備など、猫にとって何か「重要なこと」が起こるタイミングを見極めようとしているのかもしれません。猫にとっては、飼い主さんの一挙手一投足が情報源なのです。
2.飼い主さんに構ってほしい

猫は甘えたいときやかまってほしいときにも、じっとこちらを見つめたり、少し離れた場所から様子をうかがうことがあります。直接近寄ってこず、あえて距離を取って「覗き見」するような行動をするのは、猫なりの控えめな愛情表現です。
もしかすると、過去に「ジーッ」と見つめていたら構ってもらえたという成功体験があって、声をかけてもらうのを期待しているのかもしれませんね。
そんなときは、ぜひ名前を呼んであげてください。うれしそうに駆け寄ってくることでしょう。
3.狩りをしようと狙っている

隙間からジーッと飼い主さんの動きを観察しているとき、狩りをしようとして狙っているのかもしれません。とくに、素早い動きをしたり、ヒラヒラと動くもの(洋服の裾や髪の毛など)を身につけていたりすると、それに反応して、飛びつくタイミングを見計らっている可能性が考えられるでしょう。
これは攻撃的な意味ではなく、遊びの延長であり、好奇心からの行動と考えられます。おもちゃで遊ぶ時間が足りていないときにこうした行動が増えることがあるため、日頃の遊びの量を見直してみるのも良いでしょう。
4.警戒している

猫は環境の変化や人間の感情の起伏にとても敏感です。怒ったりイライラしているとき、また見慣れない人が家に来たときなど、猫は安全な距離から飼い主を観察していることがあります。
これは「警戒」のサインであり、決して敵意があるわけではありません。いつもと違う様子に戸惑い、自分にとってどの程度の危険があるのかを冷静に見極めようとしているのです。
もし覗き見の頻度が急に増えた場合は、環境に何らかのストレス要因があるかもしれません。心当たりがないか振り返ってみてください。
覗き見している猫にはどう対応する?

猫が覗き見していることに気づいたとき、無理に近づいたり抱き上げたりするのは避けた方がよいでしょう。猫にとっては、安心できる距離で様子をうかがっている状態ですから、落ち着くまでそっとしておくのが正解です。
目が合ったときは、優しく名前を呼んだり、まばたきをゆっくり返してあげると、猫も安心してくれることがあります。
また、構ってほしそうなときは、おもちゃやおやつで誘導してあげるのも効果的です。猫の気分や性格に合わせて、無理のないコミュニケーションを心がけましょう。
まとめ

猫がこっそりと覗き見してくるのには、さまざまな理由があります。観察、甘え、狩猟本能、警戒心、どれも猫らしい自然な行動です。
大切なのは、そうした行動の背景にある猫の気持ちを理解し、無理に干渉しないことです。猫は人間以上に繊細で、自分のペースで関係を築くことを好みます。
愛猫の様子をよく観察し、適切に対処できるようになりましょう。
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