1.成長・老化

人間でも、年齢とともに見た目が変わるように、猫も成長するにあたって容姿が変化します。
猫は生まれてから1年~1年半ほどで成猫になります。体は大きくなって、毛質もしっかりとし、目の色は2ヵ月後には、キトンブルーから本来の瞳の色に変わるのです。
またシニア猫となってからは、老化がはじまります。被毛に艶がなくなったり、口や耳の周りに白髪が生えたり、老化していきます。
年齢による見た目の変化は、人間も猫も同じ。自然なことなのです。
2.季節

猫の毛は、季節に応じて量や質が変わります。
「夏毛」は硬くて涼しげな毛のことで、通気性がよいため体温調節がしやすいのです。春先から夏にかけて換毛期となります。
「冬毛」はアンダーコートが密集して生えるのが特徴。保温効果があり、特に首の周りの毛量が増えて、ふわふわになります。
秋から冬にかけて「夏毛」から「冬毛」に生え替わると、同じ猫でもシルエットがまったく違うので、写真を撮って比較してみるとわかりやすいでしょう。
3.生活環境の変化

猫は飼育環境によって、容姿が著しく変化します。たとえば、外で暮らしている猫と、家族のいる室内飼いの猫とでは、見た目が違います。
家族がいない猫はまず安定した食事や給水ができません。カエルやネズミなどの小動物や昆虫を食べたり、雨水を飲んだりして生きています。そのため寄生虫に感染したり、嘔吐や下痢、食欲不振になることもあるのです。
体重が減ったり、体がかゆくなったりするので、見た目も汚らしい印象になります。毛はパサパサだったり皮膚が炎症したり、室内飼いの猫のような艶のあるフワフワの被毛と比べると、明らかに違いを感じるでしょう。
もし、外猫を保護して室内飼いの猫としてお迎えしたら、被毛もフワフワになり、表情も少しずつやわらかくなっていくはずです。よって、保護猫に限らず、「引っ越しして家が変わった」、「やむを得ない事情で飼い主さんが変わった」、「エサが変わった」などの変化であっても、猫の見た目に影響をおよぼすでしょう。
4.病気

猫の病気は見た目に現れることがあります。たとえば、毛づやの悪化や、発疹などの皮膚の異常、目やにや焦点があわないといった目の異常です。
またあらゆる疾患のために痩せすぎると、体がゴツゴツして見えてきます。過度にゴツゴツしている場合は、腫瘍や椎間板ヘルニアのリスクも考えられます。
もし愛猫の見た目が急に変化したら、病気も心配なので、動物病院を受診しましょう。ただの老化ではなく、隠れた病気が見つかるかもしれませんよ。
まとめ

猫は、単純に「目」の印象もコロコロ変わる動物です。それは、明るいときや冷静なときは瞳孔が小さく、夜や興奮しているときは瞳孔が大きく開くという感じですね。
また猫は毛の色も変わることがあります。理由は、成長過程によるものや、遺伝子的なもの、また老化によって色が薄くなることもあります。
中には温度によって毛の色が変化する「サイアミーズ遺伝子」というものもあり、これはシャム猫に見られます。
愛猫も日々変化しているはずなので、定期的に写真を撮っておくと、比較できそうですね。
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