保護猫活動家ご夫妻が運営する人気YouTubeチャンネル『にこねこ【保護猫の保育園】』に投稿されたのは、カラスに襲われ負傷した赤ちゃん猫きょうだいの様子です。
当動画は公開後わずか1週間で11万再生を突破するとともに、「生きる事を選んでくれてありがとう」「大きくなろうね」とのエールが殺到しています。
GWに舞い込んだチャンネル視聴者からのSOS
カラスに襲われ負傷した2匹の乳飲み子を預かってもらえないか。そんな相談が舞い込んだのは2025年GW中のこと。メッセージには、猫の飼育経験がなく子猫のお世話に不安があること、ミルクの飲みが悪く心配であること、連休明けには継続的なケアが困難になるとの旨がつづられていたそう。
偶然にもその日、ご夫妻には“卒業生”を里親さん宅へお届けする予定が。これまた偶然なことに、保護主さん宅は譲渡先の隣町に位置しており、お届け後には保護主さん宅へ立ち寄る形で子猫きょうだいの引き取りが叶ったといいます。

連絡を受けたご夫妻は保護主さん宅へ。そこにはかわいい2匹の子猫が

ふたつの小さな命に対し、最大限の責任を果たされた保護主さん。子猫たちはメモと共にご夫妻が引き継ぎます
ミルク一滴一滴にこめた願い
奇跡が重なって『にこねこ保育園』にやってきたのは、生後約2週齢と推定される白黒猫の男の子とキジトラ猫の女の子きょうだい。“入園”初日の夕方、排泄の介助と体重測定を経て授乳を試みるも、2匹は揃って哺乳瓶を拒んだのだとか。

“入園”後、初の授乳を試みるも…

2匹ともミルクを拒否するという事態に!
乳首の形状が合わないのか、口の中を負傷しているのか、まだ空腹ではないのか。原因を探りながら授乳を行うなか、キジトラ子猫自らがミルクを飲みはじめたのはその夜のこと。ホッと胸を撫で下ろした一方で、白黒子猫は授乳を拒みつづけたそう。

次の授乳ではミルクを飲んでくれたというキジトラ子猫

「この子は助けてあげられそう」。彼女が見せたうれしい変化に、ご夫妻もホッと一安心
動物病院はGWで休診中。低血糖による急変が危惧されるなか、シリンジを用い、ミルクを一滴ずつ口に含ませる形で白黒子猫への授乳を繰り返したというご夫妻。脱水の症状が見られはじめた彼のため、ミルクに経口補水液を混ぜたのは、5回目の授乳のことだといいます。

依然としてミルクを飲んでくれず、体重も減少傾向にあった白黒子猫。ブランケットで包み、一滴ずつミルクを含ませます

脱水症状で飲めないのでは。そんな疑問から、経口補水液を混ぜたミルクを与えます
投稿者ご夫妻の想いに応えた子猫
白黒子猫に嬉しい変化が見られたのは翌午前中、6回目の授乳のこと。経口補水液により脱水が改善されたのか、ついに授乳に応じてくれたのだそう!自らの意思でミルクを飲みはじめた彼に、ご夫妻は歓喜の声を上げたようです。

自らミルクを飲みはじめた白黒子猫。ご夫妻の努力が見事実を結びました

生きることを選んだ子猫たちに、視聴者からは「いっぱい飲んで大きくなろうね」「元気に育ってね」等、健やかな成長を願う声が多数寄せられました
動画中には子猫たちのお名前発表シーンも。白黒の男の子は『らいちゃん』、キジトラの女の子は『むぎちゃん』と、それぞれキュートなお名前を授かりました。
『らい・むぎ』きょうだいを捉えた当動画には、保護主さんご本人による感謝の言葉のほか、「この子達を助けて、保護して頂きありがとうございました。様々な偶然が重なって本当に運が良かったですね」「お願い。飲んでと、気付けば自分の手を握って応援していました。最後に飲んで吸ってくれてホッとしました」とのコメントが殺到しています。
ボランティア団体連携のもと保護猫活動を行われている動画投稿者ご夫妻。活動の様子は、人気YouTubeチャンネル『にこねこ【保護猫の保育園】』にてご覧いただけます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」さま
執筆:2525
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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