starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

猫の脅威の『ジャンプ力』にまつわる5つのトリビア!必ず足で着地できるって本当?最大どのくらい飛べる?


猫はその体長の約5倍もの高さをジャンプできる能力を持っており、これは筋肉の構造や柔軟な脊椎のおかげです。また、猫は「立ち直り反射」により、空中で体勢を整え足から着地できる驚異的なバランス感覚を備えています。ただし、これは全状況で絶対的なものではありません。猫のジャンプ力は品種や個体差があり、アクティブな品種では2メートルを超えるジャンプも可能ですが、体の構造や性格によって異なる場合があります。猫のジャンプは“狩猟”と“防衛”の手段として進化の過程で発展しました。ジャンプ力は年齢とともに低下するため、飼い主は愛猫の年齢や体調に応じた環境作りを意識することが大切です。

1.猫のジャンプ力は体長の約5倍

ハイジャンプする猫

猫のジャンプ力は、「体長の5倍」といわれており、これは人間に換算すると、身長170cmの人が約8.5mを垂直に跳ぶのと同じレベルになります。

つまり1メートルの棚の上に一瞬で飛び乗るのは、猫にとっては朝メシ前なんですね。

この驚異的な跳躍力の秘密は、まず筋肉の構造にあります。猫の後ろ脚は非常に発達していて長く、「白筋」と呼ばれる瞬時に大きな力を出す筋肉の割合が多いのです。

さらに背中から腰にかけての柔軟な脊椎構造が、バネのような動きを可能にし、一気にパワーを爆発させることができるのも、猫のハイジャンプのヒミツです。

2.猫は必ず足から着地できる?驚異のバランス感覚と「立ち直り反射」

飛びながら体をひねる猫の連続写真

「猫は空中で体勢を整えて必ず足から着地する」という話を聞いたことがある方も多いと思いますが、これは“本当”です。

猫には「立ち直り反射」と呼ばれる高度な身体能力が備わっており、背中から落ちても、落下中に体をひねって頭を上にし、足から着地することができます。

これは生後6~9週齢には完成する猫特有のスキル。内耳の前庭器官が空間の方向感覚を即座に把握し、体を弓のようにしならせたり180度体をひねったり、体を巧みに操ってバランスを取るのです。

ただし、あまりにも低い位置から落ちた場合や、床が滑りやすい、柔らかすぎるといった環境では着地がうまくいかないこともあるため、100%足から着地できるとは限りません。

また建物の2階以上といった高すぎる場所からの落下では、いくら足から着地しても衝撃でケガをするリスクがあるため、注意が必要です。

3.猫のジャンプ力は品種によって違う

ジャンプするベンガル

猫のジャンプ力はどの猫も同じというわけではなく、実は品種や個体差によっても異なります。

たとえばアビシニアンやベンガル、オリエンタルショートヘアなどの比較的アクティブな猫種は、ジャンプ力も高く、2メートルを超える高さにも楽々到達できる個体も多いです。

一方でペルシャやラグドールといった“おっとり系”の猫種は、高いジャンプどころかジャンプ自体、あまり積極的に行わない傾向があります。

またマンチカンやスコティッシュフォールドのように体の構造的にジャンプが苦手な猫種もいたり、同じ猫とはいえ、みんながみんな同じように飛べるわけではないのです。

4.ジャンプは猫にとって「狩猟」と「防衛」の手段

蝶々を追いかけて飛ぶ子猫

猫のジャンプ力には、野生時代の“生き残り戦略”が色濃く反映されています。

というのも元々、猫は単独で狩りをする動物であり、ネズミや小鳥などの小動物を狙って静かに近づき、素早い動きで捕まえるスタイルをとっていました。

また敵に追われたときには、木の上や高所に逃げ込むことで身を守るなど、猫にとってジャンプは「攻撃」と「防御」の両面に活用されていたんですね。

現代の室内猫でもこの名残はしっかりと残っていて、高いところを好むのも、遊んでいる最中に急にジャンプできるのも野生の名残りのおかげです。

5.年齢や体調でジャンプ力は低下する

飛ぶのを躊躇している風の猫

猫のジャンプ力は、年齢とともに確実に変化していきます。

猫は7歳を過ぎた頃から筋力が徐々に衰え、10歳~11歳を超えるころにはジャンプをしなくなったり、段差を登るのをためらったりするようになる子も。

ほかにも加齢による変形性関節症といった病気がある場合も、ジャンプ力が低下しがちになります。

そのため愛猫がジャンプに失敗したり、以前ほど高い場所に登らなくなったときは、老化や疾患のサインを疑ってもいいかもしれません。

またシニア猫には高低差を抑えた猫アイテムや、滑りにくいマット、昇降しやすいステップの設置など、周囲の環境にも気を払いましょう。

こうした、体にやさしい環境づくりが愛猫のQOL向上につながります。

まとめ

ジャンプのフォームがキレイなアビシニアン

猫のジャンプ力には、筋肉や骨格の構造、生存本能、品種による違い、年齢や健康状態まで、あらゆる秘密が詰まっています。

これからは、愛猫が軽々と高い場所に飛び乗る姿を見るたびに、その奥深い能力に改めて感嘆してしまうかもしれませんね。

飼い主さんはぜひその特性を理解し、年齢や体調に応じた適切な環境づくりを意識していきましょう。


■関連記事
『個性強めな5匹の猫』→日常の笑える場面をまとめてみたら…面白すぎる『名シーンの数々』に「何回も見ちゃう」「爆笑したw」と反響
『甘えん坊モード』全開の猫を甘やかした結果…『幸せすぎる』光景に「幸福な気分になる」「ストレス軽減されてゆく…」と絶賛の声
パパの脚の隙間で『熟睡していた子猫』→名前を呼んでみたら…まさかの"反応"に「寝てるのにw」「天使だね」と笑顔になる人続出
実家に預けた猫→4日後に迎えにいった結果…飼い主を見たときの『思わぬ反応』が泣けると202万再生「寂しかったんだろうね」「可愛すぎる」
朝早くから登校するお兄ちゃんを『頑張ってお見送りした猫』→次の瞬間……あまりにも"健気な姿"が68万表示「律儀だよね」「かわいいね」
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.