1.ちょっとどいて!

悪意がなくても猫に言いがちな言葉としては、「どいて!」というものがあります。狭い場所で寝そべる猫に移動してほしくて、ついつい言ってしまったことがある人も少なくないでしょう。もちろん、飼い主さんにとっては猫を傷つけるつもりはないと思います。
例え猫の安全のために口にしたとしても、猫にはそれが分かりません。大好きな人に強いトーンで声をあげられることで、ショックを受けてしまうことがあります。
そもそも猫社会では、邪魔だと感じたら自分で避けるのがマナーです。猫を無駄に傷つけないためには、なるべく飼い主さんが譲歩してあげるようにしましょう。どうしても難しい場合は、「ちょっと移動してくれる?」と優しいトーンで伝えるようにしてください。
2.嫌い!触らないで!

仕事中や作業中に猫につきまとわれて、思わず「触らないで!」と叫んでしまったことはないでしょうか。
言葉の意味自体をわからなくても、言葉を発するときのマイナスな雰囲気と距離を置かれたということで愛猫がショックを受ける可能性があります。
繰り返されることで自分の行動を拒絶されたと捉える恐れがあり、飼い主さんとの距離が生じる可能性もありますので、絶対にやめましょう。もちろん、「嫌い!」という直接的な言葉も禁句です。
個体差はありますが、猫は、仲間同士でグルーミングをしながら愛情や信頼を確かめ合う動物です。スキンシップを断る態度や言葉は、猫に不安を感じさせる場合があります。
とはいえ、猫と遊ぶ状況ではないことも、生活の中ではあると思います。そんなときには、少しでいいので優しくなでてあげてください。そして「今はちょっと待ってね」と、穏やかな言葉と表情で伝えるようにするのがおすすめです。
3.バカ!どんくさい!

猫がジャンプを失敗したりどこかに落下してしまったときに、思わず「バカじゃないの!」「どんくさいな~!」と笑ってしまうことがあるかもしれません。飼い主さんにとっては親しみ故の言葉でも、猫の自尊心を深く傷つける可能性があります。
馬鹿という言葉などがわからなくても、言葉の発するマイナスな雰囲気や、充分な信頼関係が築かれていない場合、飼い主さんとの距離感を感じることや嫌われていたり敵と認識してしまう危険性があるでしょう。
猫は単独で狩りをする動物であり、その身体能力は猫自身のプライドの源です。
失敗を目撃してしまったときは、「大丈夫?」「気を付けてね」などフォローの言葉をかけてあげるようにしましょう。
4.捨てちゃうよ!

猫への躾のために「捨てちゃうよ!」と叱ることはやめましょう。
猫が言葉の意味を理解できないとはいえ、これは猫への脅しの言葉であり、絶対に思ったり発してはいけない言葉です。
猫は空気を読む生き物です。自分に向けられた敵意や飼い主さんとの間に生じた距離感を感じ、今まで築き上げた関係性を壊してしまう可能性があるためです。
例え本気ではなかったとしても、猫に恐怖心を抱かせることになります。
そもそも、猫にとって安全に生きられる場所は家しかありません。飼い主さんとの信頼関係が全てです。恐怖などで圧力をかけて怯えさせることは絶対にやってはいけません。
猫は犬のようにトレーニングをすることが難しいため、言葉で行動をコントロールしようとするのはそもそも間違いです。猫に合わせた生活環境を作ることで、お互いにストレスのない暮らしに繋げられるはずです。
犬のように服従させることも難しい生き物です。猫にとって負担を感じにくい距離間で過ごすことがとても大切です。
まとめ

猫との言葉による意思の疎通は難しいですが、猫は言葉を発するときの空気感や飼い主さんの自分に対する空気感を敏感に察知することができる生き物です。ネガティブな言葉の持つネガティブな空気感を猫は感じ取ります。
ネガティブな言葉は猫との信頼関係を壊してしまう可能性があります。「大好きだよ」「大丈夫だよ」などのポジティブな言葉で、猫との関係をよりよいものにしていきましょう。
■関連記事
・こんなにも小さかった赤ちゃん猫の『しっぽ』が、おとなになった現在は…『感動のビフォーアフター』が66万表示「立派になったね」「は〜尊い」
・『遊び方違うww』ペットベッドが回転しているかと思ったら、猫が…『笑撃の光景』が1200万表示「難易度高すぎるw」「天才キャット現る」
・明け方に猫がうるさくて起きてしまった飼い主→部屋のドアを開けたら…まさかの『気まずそうな姿』が11万再生「なんちゅー表情w」「可愛いw」
・猫は一緒に寝る人を選んでいる?人のそばで寝る理由、一緒に寝る方法と注意点
・飼い主がダンボールハウスを組み立てていたら、猫が…予想外の『悲劇』に爆笑する人続出「声だして笑った」「コントかなw」と16万再生